竹田圭吾「日本人が太平洋戦争を題材にした作品を見ることには意味がある」

竹田圭吾(左)とくり万太郎(右)
竹田圭吾(左)とくり万太郎(右)
竹田圭吾(左)とくり万太郎(右)
『ザ・パシフィック』
The Pacific (C) 2011 Home Box Office, Inc. All rights reserved.
『ザ・パシフィック』DVDジャケット写真
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『バンド・オブ・ブラザース』を手がけた豪華チームが結集して作り上げた、太平洋戦争を舞台にした超大作ドラマ『ザ・パシフィック』。そのブルーレイ&DVDが7月15日にリリースされたが、その前日の7月14日にニッポン放送内イマジン・スタジオで特別試写会が開催され、上映前に「ニューズウィーク日本版」編集主幹をつとめる竹田圭吾とニッポン放送パーソナリティのくり万太郎によるトークショーが行われた。

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もともと海外ドラマ好きという竹田は「国際ニュースを扱う仕事なので、戦争を扱った作品はよく見る。このドラマのすごいところは、これまでの戦争作品と違った側面を描いていること。前線にいる兵士の視点に絞って、ほかを可能な限り排除している」と指摘。

その上で「作品のなかで歴史は説明しない。出ている人間の顔で伝えている。その部分が素晴らしい作品。太平洋戦争では日本が負けたということは誰もが知っているが、勝った負けたということが大切なのではないとよく分かる作品だと思う」と話した。

また、“前線を描いている”ことに絡めて、現在日本で起こっている原発事故の最前線にも触れ、「海外メディアが現場のことも報道しているが、ドラマ化したらまさにこういう作品になると思う。現場で起きていることが真実──それが1番端的に出てくるのが戦争だ」とコメント。

さらに「日本人が太平洋戦争を題材にしたこの作品を見ることは、ほかの国の人たちが見るより意味があると思う。この作品が描いているのは太平洋戦争のほんの一面だが、ここで描かれていることなしでは太平洋戦争について知ったことにならない。だから若い人にもぜひ見てほしい」と話していた。

『ザ・パシフィック コンプリート・ボックス』DVD(17,800 円/税込)、ブルーレイ(19,800 円/税込)は発売中。

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