父と子の関係を表現──ミステリー大作『麒麟の翼』の被害者役を中井貴一が熱演
人気ミステリー「加賀恭一郎シリーズ」の最新作を映画化した『麒麟の翼〜劇場版・新参者〜(仮題)』。テレビドラマ化され人気を博した『新参者』の続編でもある本作に中井貴一が出演していることを、配給元の東宝が発表した。
主演の阿部寛をはじめ、黒木メイサ、溝端淳平、田中麗奈、山?努といったドラマのレギュラーキャストも出演。また、劇場版オリジナルキャストとして新垣結衣の出演がすでに発表されているが、今回、中井が演じるのは、殺人事件の被害者となってしまった“ごく普通の家庭人”で、「現代社会において希薄になりつつある“人間の絆”について問う」という本作のテーマを担う人物。彼の死にまつわる謎を、阿部扮する刑事・加賀恭一郎が解き明かしていく。
今回の出演について中井は「今、家族の絆とその方向が日本では違う方へ進んでいるのではないかと思うことが多々あります。教養を磨くのは学校で、教育は過程で行うのが大切だと僕自身は認識していますが、今回の映画では、父と子の教育や関係性が主軸にあり、父の威厳がとても希薄になっている昨今、伝えるべき題材であるし、父が子にどう立ち向かえばいいのか、子は父をどう思えばいいのかをうまく表現できたらと思って、この役を受けさせていただきました」とコメントを寄せた。
一方、土井裕泰監督は「中井さんとは、撮影前に今の日本の父親像、親子関係や家族について沢山の話をさせていただきました。“どこにでもいる普通の父親”の思いを渾身の演技で表現していただき、このミステリーに人間ドラマとしての深い奥行きと説得力を与えてくださったと思っています」と語っている。
また、中井の息子役を松坂桃李、娘役を竹富聖花が、殺人事件の容疑者を三浦貴大が演じるほか菅田将暉、劇団ひとりらが出演している。
『麒麟の翼〜劇場版・新参者〜(仮題)』は2012年1月より全国東宝系にて公開される。
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