生と死を見つめた『アントキノイノチ』がモントリオール映画祭へ!

『アントキノイノチ』
(C) 2011映画「アントキノイノチ」製作委員会
『アントキノイノチ』
(C) 2011映画「アントキノイノチ」製作委員会
『アントキノイノチ』
(C) 2011映画「アントキノイノチ」製作委員会
瀬々敬久監督
(C) 2011映画「アントキノイノチ」製作委員会

岡田将生と榮倉奈々共演の感動作『アントキノイノチ』が、第35回モントリオール世界映画祭のワールドコンペティション部門に出品されることが明らかになった。

[動画]『アントキノイノチ』予告編
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8月18日〜8月28日に開催されるモントリオール映画祭は、北米最大規模の権威ある映画祭。これまでに奥田瑛二監督の『長い散歩』が第30回グランプリを、滝田洋二郎監督の『おくりびと』が第32回グランプリを、『ヴィヨンの妻』の根岸吉太郎監督が第33回監督賞を受賞。昨年は『悪人』の深津絵里が最優秀女優賞を受賞するなど、日本勢の活躍が目立つ。

『アントキノイノチ』はさだまさしの小説を映画化した作品で、心に傷を負った男女が遺品整理業の仕事に就き、人生を再生させていく姿が描き出されていく。モントリオール映画祭代表からは「心を失ってしまった2人が、死に接することによって、生きることの幸せと儚さに気づいていく物語。主演2人の演技は完璧の一言につきます」とコメントが寄せられた。

今回の出品について岡田は「素直に『嬉しい』の一言につきます。嬉しいです」とコメント。榮倉も「海外の映画祭に出品されるなんて、夢を見ているようです」と喜びを語った。

監督は、前作『ヘヴンズ ストーリー』で第61回ベルリン国際映画祭国際批評家連盟賞と最優秀アジア映画賞(NETPAC)をW受賞した瀬々敬久。「今の日本の現実のなかで『生きること』とは何なのかと考えながら作った映画。こういう機会をいただいたからには、この映画を通して世界の人たちと想いを共有できることを願っています」と抱負を語った。

本作は、アカデミー賞外国語映画賞にも輝いた『おくりびと』と同様、死を見つめた物語。それだけに「快挙、再び」の期待も高まっている。

『アントキノイノチ』は11月19日より全国公開される。

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