悪童ピノッキオ役フェデリコ・エラピの真面目でキュートな素顔
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11・5公開『ほんとうのピノッキオ』撮影裏オフショット公開
イタリアの児童文学「ピノッキオの冒険」の原作の世界観を美しくも残酷に実写映画化した『ほんとうのピノッキオ』が、11月5日から、全国で公開される。このたび、撮影裏を写したオフショットが公開された。
1883年に出版されたイタリアの作家カルロ・コッローディの「ピノッキオの冒険」は、100年以上にわたって世界中で読み継がれてきた児童文学で、ディズニーによるアニメーションも広く親しまれてきた。しかし誰もが思い浮かべるのは“嘘をつくと鼻が伸びる”エピソードであり、この名著の主人公の実像を知る人は少ない。
無邪気な操り人形に見せかけて、実は行く先々でトラブルを巻き起こす、“悪童”だということを──。
丸太棒が変身したピノッキオの奇想天外な大冒険を『ゴモラ』(08年)の鬼才マッテオ・ガローネが原点に回帰して、斬新にビジュアライズ。旅の途上に登場する世にも奇妙な生きものたち、人生の不条理や社会風刺を盛り込んだ寓話的なストーリー展開を、圧倒的な映像美で描き出した。
本国イタリアで公開されるやその年公開のイタリア映画No.1の動員を記録し、オスカー候補にも名を連ねた。けんらんにして驚きに満ちた、まさに大人のためのおとぎ話と呼ぶにふさわしい、神秘的で驚きに満ちたダークファンタジー作品だ。
今回公開されたのは、悪童ピノッキオを演じたフェデリコ・エラピと、ジェペット爺さんを演じたロベルト・ベニーニの和気あいあいとしたオフショット。
映画本編では、自分のためを思い忠告をしてくれるコオロギに対し「黙れ」と叫び、木のハンマーを顔面に向けて放り投げ、甘い誘いがあると学校を抜け出したり、見ず知らずの男の馬車に乗って遊びに行ってしまうピノッキオ。
あまりにも自由奔放なやんちゃ坊主だが、「フェデリコ本人はピノッキオと正反対! だから彼をキャスティングしたんだ」とガローニ監督は言う。
「ピノッキオは努力や義務や責任から逃避するキャラクターだよね。フェデリコ自身はピノッキオを我々が考えていたものとはかけ離れたキャラクターだと解釈していたんだけど、それでいて彼はまだ8歳(撮影当時)の子どもなので、純粋にピノッキオに共感し、その感情をうまくくみ取って演じてくれました」
4歳から子役として活躍、映画のセットには常に家庭教師がつき、芝居と共に勉学に励んでいたというフェデリコ・エラピ。その真面目な姿は監督の言う通りピノッキオとは正反対のように見えるが、今回解禁された写真では、撮影中のカメラをのぞき込む様子が捉えられており、好奇心旺盛でかわいらしい姿が見受けられる。
ガローネ監督が語る「ベニーニと原作者コッローディとの“共通点”」
また、ベニーニとの共演に「最高なキャスティング」と語る彼は、ベニーニに対して「彼はすごく優しくて、親切で、ピノッキオみたいに優しい心の持ち主でした」と撮影を振り返る。
今回、父親ジェペット役のベニーニが自分と同じピノッキオ役を演じ、監督も務めた『ピノッキオ』(02年)についても「もちろん見ました。ロベルトのピノッキオは、キュートでした」と話している。
一方、ベニーニは、撮影中「ベニーニ! ベニーニ! 」とエラピだけでなく多くの子どもたちに囲まれるほほえましい場面も。
そんな彼をガローネ監督は「ベニーニは原作者コッローディと近い場所の出身。ジェペットと同じ田舎生活を送り、自身も子どもがいない。役に投影している部分があるのかも」と分析する。
公開された写真でも休憩中のエラピに笑顔で話しかけたり、2人で毛布にくるまれてストーブに当たる姿など、本当の親子のような瞬間が収められている。
『ほんとうのピノッキオ』は、11月5日から、全国公開される。
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