ニューメキシコ州サンタフェでの撮影中、小道具の銃で事故
21日（現地時間）、アメリカ・ニューメキシコ州サンタフェ郡で行われていた、映画の撮影現場で事故が起き、出演するアレック・ボールドウィンが小道具の銃（プロップガン）を撃ったところ、監督と撮影監督が被弾、撮影監督は死亡し、監督は重傷を負って病院に搬送された。
ボールドウィンが主演する西部劇『Rust（原題）』の撮影地、ボナンザクリーク牧場で事故は起きた。ボールドウィンが発砲するシーンで、銃から発射された何かがジョエル・ソウザ監督と撮影監督のハッチンスさんに当たり、ハッチンスさんはヘリコプターで病院に搬送されたのちに死亡が確認され、ソウザ監督は救急車で病院に搬送されて治療を受けているが、危険な容態だという。
警察によると、現地時間13時50分頃、撮影現場で人が撃たれたという通報を受けて保安官代理がボナンザクリーク牧場に出動したと言う。
ボールドウィンの広報担当者は空砲を使用するプロップガンの誤射だったと説明しているという。現在、どのような種類の弾丸がどのようにして発射されたかの捜査が進められている。
ボールドウィンはサンタフェ郡保安官事務所自ら赴いて取調べを受け、逮捕も起訴もされていない。
『Rust』の広報担当者は「今日の悲劇にキャストとスタッフ全員が大きなショックを受けており、ハリナさんのご家族や愛する方々に深い哀悼の意を表します。私たちは、期間を定めず映画の制作を中断し、サンタフェ警察の操作に全面協力しています。この映画の関係者全員にカウンセリングサービスを提供する予定です」と声明を発表した。
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