ディズニー・アニメーション・スタジオの最新ミュージカル・ファンタジー『ミラベルと魔法だらけの家』のヒロイン・ミラベル役の日本版声優に、19歳の新人女優・斎藤瑠希(さいとう・るき)が抜擢された。
期待の新人がディズニー新ヒロイン・ミラベル役に大抜擢!
主人公ミラベルは、魔法の力を与えられた不思議な家に暮らすマドリガル家に生まれた少女。彼女の家族は5歳の誕生日を迎えると1人1人が特別な個性を持つ”魔法のギフト(才能)”を家から与えられるが、ただ1人だけ”魔法のギフト“を与えられなかったのがミラベルだ。魔法を持たずとも、家族と仲良く暮らしていたミラベルは、ある日家に大きな亀裂があることに気づく。このままでは世界から魔法の力が失われていくと知った彼女は家族を救うべく、唯一の希望として立ち上がる。
そんな新ヒロイン・ミラベルの日本版声優をUS本社のオーディションを経て、射止めたのは、19歳の斎藤。『モアナと伝説の海』(17年)以来4年ぶりの新作オリジナル・ミュージカル、さらにディズニー長編アニメーション60作目を飾る記念すべき本作で大抜擢となった。ミラベル役として決定したときの気持ちについて斎藤は「本当に信じられないくらいびっくりして、夢なんじゃないかっていうくらい驚きました。楽譜と台本をいただいて、やっと実感が湧き、幸せを噛み締めました」と喜びを噛み締める。
ミラベルは家族の中で1人だけ魔法のギフトを与えられなかった普通の女の子。笑顔で過ごす反面、彼女の目には、魅力的な魔法のギフトを持つ2人の姉や家族が完璧な存在に映り、心の奥底では疎外感や不安を抱えていた。ミラベルと同じく3姉妹の三女だという斎藤は「自分自身も姉と自分を比べて落ち込んでしまったりしたことがあるので、魔法が使える姉と何も持たない自分を比べてコンプレックスを感じるミラベルにとても共感しました」とミラベル重なる部分があったと語った。そんな斎藤だからこそ、ミラベルの複雑な気持ちにも感情を寄せながら、見事に演じ切る。
圧巻の歌唱力にUS本社も“鳥肌がたった”と大絶賛!
抜擢の最大の理由は、斎藤の圧倒的な歌唱力。今回同時に解禁となったミラベルが歌う「ふしぎなマドリガル家」は、ミラベルが大好きな家族を紹介する楽曲。『美女と野獣』(91年)の「朝の風景」や『アナと雪の女王2』(19年)の「ずっとかわらないもの」のように、その1曲で観客をたちまち物語の世界へと誘う、劇中冒頭に登場する盛大な幕開けを飾る1曲だ。
この難曲を見事歌いあげた斎藤の歌声について「この難しいリズムの中に色々な表情を織り込んで歌ってくれました。こちらの要求に対する反応はとにかくすばらしかったです。収録は毎回ワクワク・ドキドキ、限界を超える集中力の連続でした。こちらが脂汗をかくくらい彼女は的確に迅速に答えてくれました。ですから聴けば聴くほど彼女の歌の凄さがお分かり頂けると思います。US本社からも『鳥肌がたった』と絶賛されました」と明かす。
魔法を持たない存在であっても、家族に危機が迫る時、ただ1人、前に突き進むことを決めたミラベルの姿に斎藤は「社会の中でまわりと自分を比べてしまうことがあると思います。その中でも自分だからできること、自分にしかできないことがきっとあって、それを信じて突き進む勇気をミラベルが教えてくれると思います。この映画を見終わったあと、“よし明日も頑張るぞ”という活力にしていただけたら嬉しいです」と語った。
斎藤の圧巻の歌声で彩る魔法と音楽に満ちあふれた新たなミュージカル・ファンタジーに期待が高まる。
『ミラベルと魔法だらけの家』は11月26日より全国公開。
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