TOHOシネマズの32劇場(約358スクリーン)で、幕間に上映されている『紙兎ロペ』。下町を舞台に紙ウサギ“ロペ”と紙リス“アキラ先輩”が映画館へ行くまでの珍道中を描いたこの脱力系アニメのDVD発売記念イベントが8月17日にTOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、本作で声優に初挑戦したAKB48の篠田麻里子がイベント前にマスコミ取材に応じた。
篠田が声を演じたのはアキラ先輩のお姉さん役。「5人兄弟のなかで、しっかり者のお姉さん役だったのですが、言葉だけでしっかり者を出すのがすごく難しかった」とコメント。
完成作を見た感想については「(これまでの作品が)すごく棒読みな感じがして、最初は楽かなって思ったんですけど、やってみると意外に難しかった。深夜まで、何回も何回も録り直してもらった作品。できあがりを見たときにクスッと笑える楽しい感じに仕上がっていたので、初心者ですけど、私のなかでは上出来だと思っています」と胸を張った。
AKB48のメンバーでは前田敦子が『紙兎ロペ』のファンであるそうで、篠田は「この作品を見るために(前田は)、結構早くから劇場に入っているらしくて、そういうファンもたくさんいることや、あっちゃんが詳しいと聞いて、ちょっとテンションが上がりました」と話していた。
また、前田からは「すっごい面白くて楽しいアニメだから、(篠田がアフレコをやるのは)ズルイと言われた。でも、みんながアフレコをやりたくなるくらい、すごくいいアニメだから、楽しんで来てねと言ってくれました」と、応援メッセージをもらったことを明かしていた。
この日はさらに『紙兎ロペ』の映画化が決定したというビッグなニュースももたらされた。篠田も声優として参加予定で「頑張ります」と意気込みを語ると、「今回の30秒くらいのアニメでもすごく苦戦したので、映画となるとちょっと緊張する。シュールな面白さを映画にするのは難しいかもしれませんが、みなさんに愛されるようなキャラクターにしたい」と抱負を語っていた。
『紙兎ロペ』第2弾DVDは9月17日より全国のTOHOシネマズ劇場限定で発売(税込2800円)。映画は2012年に公開予定だ。
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