森山未來、「オザケン好き中野区20歳」伊藤沙莉と出会うきっかけとなるエモいシーンが公開
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『ボクたちはみんな大人になれなかった』本編映像初公開
主演に森山未來を迎え、WEB連載から書籍化されベストセラーとなった燃え殻の半自伝的恋愛小説の映画化『ボクたちはみんな大人になれなかった』。11月5日に劇場公開および動画配信が始まるのに先駆け、森山演じる佐藤と篠原篤演じる七瀬のやりとりがなんとも微笑ましい本編映像が初めて公開された。
公開された本編映像は、原作小説では「暗闇から手を伸ばせ」章にあたる1シーン。
95年、主人公の佐藤と同僚の七瀬は、洋菓子工場での勤務の合間に設けられた休憩時間に、求人誌に掲載されている文通相手募集のコーナーを読んでいる。
「『ゴッドファーザー』の特にパート2が一番好きな人」など募集条件があがる中で、佐藤は「犬キャラ」というペンネームの中野区20歳の投稿に反応を示す。「犬キャラ」とは、小沢健二のファーストアルバム「犬は吠えるがキャラバンは進む」の略称。じっとページを見つめる佐藤に、七瀬がその投稿箇所が載ったページをビリリと破いて手渡すという微笑ましいシーンだ。
当時大流行したシーフードヌードル(温めた牛乳を入れたシーフードヌードル)と、「犬キャラ」、出会いのきっかけが“文通”等、90年代当時のカルチャーがちりばめられており、原作ファンにとっても嬉しい映像となっている(https://youtu.be/yfv_ckIk0BU)。
あいみょんが熱い支持を寄せる青春小説の映画化
本作品は、16年に発行されて以来世代を超えて共感を呼んでいる燃え殻のデビュー小説の映画化である。
佐藤(森山)は、95年にかおり(伊藤沙莉)と出会い、生まれて初めて頑張りたいと思った。「君は大丈夫だよ。おもしろいもん」という彼女の言葉に支えられ、佐藤はがむしゃらに働いたが、99年、唯一の心の支えだった彼女はさよならも言わずに去っていった。その後は志した小説家にはなれず、ズルズルとテレビ業界の片隅で働き続けた佐藤。社会と折り合いをつけながら20年を迎え46歳となった佐藤は、いくつかのほろ苦い再会をきっかけに、二度と戻らない“あの頃”を思い出す……。
原作小説にはあいみょんがエッセイを寄せるほど熱く支持を寄せるほか、糸井重里、小沢一敬、会田誠、吉岡里帆、EXIT兼近大樹といった様々なジャンルのクリエイターや著名人から絶賛の声が寄せられている。
また、10代や20代からは時代を超えて感情に訴える「エモさ」が話題となる一方で、30代や40代からは90 年代を代表するミニシアターや渋谷の街、流行した音楽や映画のタイトルなど当時のカルチャー共々懐かしく感傷に浸れると評価が高い。
森義仁が初監督を務めるこの映画作品も、誰しもが自分にとっての「あの時、あの場所、あの人」を思い出して涙せずにはいられないシーンの数々が抒情的な映像で描かれる。
『ボクたちはみんな大人になれなかった』は、11月5日に劇場公開および動画配信サービスNetflixでの動画配信を開始する。
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