宮崎あおいと堺雅人が2度目の夫婦役で「まるで老夫婦のような心地良さ」

2011.09.28

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実話から生まれた人気コミックエッセイを映画化したハートウォーミングムービー『ツレがうつになりまして。』。この映画の完成披露試写会が9月27日に丸の内TOEIで行われ、キャストの宮崎あおいと堺雅人、佐々部清監督が舞台挨拶を行った。

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NHK大河ドラマ『篤姫』に続き、2度目の夫婦役を演じた宮崎と堺は息もピッタリ。監督も「撮影では何もすることがなかった」というほどで、「普通、撮影では何かしら（演技の）直しが入ったりするのですが、2人は歯車がバシッと合うので、撮り直しもほとんどなかった」と話していた。

その理由について監督は「堺君が男オトコしていないこと」とコメント。続けて「あおいちゃんに色気が……ないわけじゃないけど（笑）」と話し始めると、宮崎は思わず苦笑。堺が、媚びない部分が宮崎の魅力だとフォローすると、照れ笑いを浮かべた監督は「2人を見ていると中性同士の夫婦みたいでバランスが良く、僕が演出すべき点がなかった。この2人だから、キスシーンなどもうまくできたんだと思います」とまとめていた。

また、宮崎は堺との再共演について「良い意味で全然変わっていない。気が合うというか、相性がいいなぁと思います。やっぱり特別な役者さんですね」とニッコリ。堺も「3年前に大河ドラマでご一緒したときも、初めからとても波長が合うと感じました」と振り返り、今回の撮影中も、待ち時間にはまるで老夫婦のように並んで座ってとても心地良かったとコメント。「機会があればまたぜひご一緒したい女優さんです」と結んでいた。

映画について堺は、「（映画を見て）僕と宮崎さんと佐々部監督だからできた作品だと自信を持ちました」と満足げな表情。宮崎は「決して特別な夫婦の話ではありません。うつ病のこともキチンと描きながら重くなりすぎず、とても良いバランスで作られた夫婦のラブストーリー」とコメント。佐々部監督は「一番感じてほしいのは、人と人とが支え合う素晴らしさ。大切な人と見てもらえれば」とアピールしていた。

『ツレがうつになりまして。』は10月8日より全国公開される。