11月5日から全国で公開『ほんとうのピノッキオ』 copyright 2019(C)ARCHIMEDE SRL - LE PACTE SAS

11・5公開を前にガローネ監督からのメッセージと特別映像を解禁

100年以上にわたり読み継がれるイタリアの児童文学「ピノッキオの冒険」。その原作の世界観を美しくも残酷に実写映画化した『ほんとうのピノッキオ』が11月5日に全国公開される。この度、マッテオ・ガローネ監督からのメッセージとピノッキオが誕生する瞬間を収めた本編を併せた特別映像が公開された。

11月5日から全国で公開『ほんとうのピノッキオ』 copyright 2019(C)ARCHIMEDE SRL - LE PACTE SAS

1883年に出版されたイタリアの作家カルロ・コッローディの「ピノッキオの冒険」は、100年以上にわたって世界中で読み継がれてきた児童文学で、ディズニーによるアニメーションも広く親しまれてきた。

しかし誰もが思い浮かべるのは“嘘をつくと鼻が伸びる”エピソードであり、この名著の主人公の実像を知る人は少ない。無邪気な操り人形に見せかけて、実は行く先々でトラブルを巻き起こす、“悪童”だということを……。

丸太棒が変身したピノッキオの奇想天外な大冒険を鬼才マッテオ・ガローネ監督が原点に回帰して、斬新にビジュアライズ。旅の途上に登場する世にも奇妙な生きものたち、人生の不条理や社会風刺を盛り込んだ寓話的なストーリー展開を、圧倒的な映像美で描き出した。

今回公開されたのは、カンヌ国際映画祭の常連で、『ゴモラ』(08年)、『リアリティー』(12年)でグランプリ受賞の経歴もあるガローネ監督のメッセージと、本編の一部を組み合わせた特別映像だ。

監督が幼少期に親しんだと語るピノッキオの物語は、彼の故郷であるイタリアで生まれた世界的に有名な童話。ディズニー・アニメーションでは描かれなかったピノッキオの真の姿を、同作では監督の美学が存分に発揮されたダークファンタジーな世界観で魅せ切った。

・その他の場面写真はコチラ!

1本の丸太が命を宿し、言葉を喋る人形に生まれ変わる瞬間!

同時に公開された本編映像は、1本の丸太が命を宿し、言葉を喋る人形に生まれ変わる瞬間を映したもの。

ジェペットが丁寧に削っていくと、不思議と鼓動を打ちはじめる丸太に、見る者は少し不気味に思いながらも惹きつけられるだろう。そして、「パパと言ってごらん」と出来上がったばかりの人形に何度も語りかけるジェペットに、“その瞬間”は突如訪れる。たしかに「パパ」と発音した木の人形に、彼は驚き思わず飛び退くのだった。

実はこのシーンはディズニー・アニメーションには存在せず、既に人形と化した状態でピノッキオは映画に登場する。

同作では、原作に忠実にリアルな描写で誕生の瞬間を映し出した。今まで知っていたようで、見たことのなかったピノッキオの本当の物語。アカデミー賞にて衣装デザイン賞/メイクアップ&ヘアスタイリング賞2部門にノミネート、その年公開のイタリア映画No.1の動員数を誇った、絢爛にして驚きに満ちている作品だ。

・公開された本編&特別映像は https://happinet-phantom.com/pinocchio/

『ほんとうのピノッキオ』は、11月5日から、全国で公開される。