累計1900万部を超える人気コミックの実写映画化第2弾となる『カイジ2 〜人生奪回ゲーム〜』。この映画の完成披露会見が10月6日に国際フォーラムで行われ、藤原竜也、吉高由里子、伊勢谷友介、佐藤東弥監督、原作の福本伸行が登壇した。
・『カイジ2 〜人生奪回ゲーム〜』初日舞台挨拶、その他の写真
佐藤監督は続編を製作することになったきっかけについて、「前作の公開初日に記念パーティーが行われ、偉い人がたくさんいたので『パート2をやらせてくれませんか?』と頼んだら、簡単に『いいよ』と言ってもらえた」と明かした。
撮影中で1番印象に残っているエピソードを尋ねられた伊勢谷は「ここにはいないですけど、香川照之先生と生瀬勝久先生がかなり強烈で。ふざけ合いとは言え、40代、50代の2人が『死ね!死ね!』と罵倒し合っている姿は非常に心が和んで(笑)。僕はそれをカンフル剤にテンション上げて怒鳴る演技をしたので、助かりました」とコメント。
藤原も「いないから言えますけど、(2人は)ひどい! お互い話を聞かないですし」と述べ、吉高も「ここでは言えない話ばっかりしてましたね(笑)。壊れたネジをお持ちでいらっしゃる」と振り返っていた。
本作で藤原演じるカイジは、2週間で2億円稼ぐために数々の命がけのゲームに挑むが、それにちなんでステージ上にはなんと本物の現金2億円が登場。警備員6名が脇で目を光らせるなか、キャストの目の前に現金2億円が運ばれてくると、伊勢谷は「藤原くん、これいつも鼻紙に使ってるやつでしょ?」と言い、会場の笑いを誘っていた。
その後は記者による質疑応答が行われ、「『カイジ』に参加して、お金への価値観変わった?」という質問が。伊勢谷は「『カイジ』は、金に固執してる現代社会へのアンチテーゼだと思った。お金のことを描いているけど、お金に無頓着な男が1番の幸せを作るというところが素敵。自分もそうありたいです」と話すと、福本は「そのとおり」と唸り、続けて「お金が大事と言いながら、お金より大切なものは何かっていうのが、いつもついてまわるんです」と作品について熱弁していた。
「2億円あったら何に使う?」という質問では、伊勢谷は「被災地支援や、世界で1日戦争しない日を作ったりなど、いろんなアクションを起こす費用に当てたい」と発言するも、吉高から「さっき伊勢谷さんが裏で『2億円事件起こしちまえ』って言っていた」と暴露。「せっかく真面目な話をしたのに」と伊勢谷は嘆いたが、吉高は「いい男で終わらせませんからね」とニヤリ顔で返答していた。
続いて「『おかえり、クズの皆様』とパンフレットにあるが、自分がクズだと思った出来事は?」という質問に藤原は「休みの日に競馬場に行って酒飲んで、負けたりなんかすると、帰りにスナックに寄ったり……仕事してたほうがいいっすね(笑)」と自虐的に“クズ”エピソードを披露し、報道陣からは笑いが起こっていた。
『カイジ2〜人生奪回ゲーム〜』は11月5日よりTOHOシネマズ 日劇ほかにて全国公開される。
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