オムツを替えた!? 市川海老蔵の意外な一面を三池監督と満島ひかりが暴露

2011.10.08

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三池崇史監督が主宰しホストをつとめるトークイベント「三池崇史presents 大人だけの空間」。その第5回目が10月5日にビルボードライブ東京で行われ、三池監督最新作『一命』に出演する満島ひかりがゲストとして登壇。監督と共に映画や共演者について語った。

・［動画］三池監督×満島ひかり『一命』トークライブ
・三池監督×満島ひかり『一命』トークライブ、その他の写真

冒頭、三池監督は「本当にいろいろなことがありまして、“一命”をかけて作った映画です」と挨拶。次いで「映画史上、こんなに悲しい役はないんじゃないだろうかっていう役を演じてもらった」と満島を紹介。彼女が音楽にのって登場すると監督は「今、音楽が流れていますが、Vシネマからヤクザ物などをやって来て、ついに坂本龍一と出会いました」と、本作で音楽を手がけた坂本龍一とのコラボについて感慨深げに語っていた。

主演の市川海老蔵については「この映画を見たら（海老蔵の印象が）絶対変わる」と監督。満島も「変わります！」と力強く頷くと、監督は俳優・海老蔵について「すごく魅力がある役者。個人的な意見で言うと、こんなに芝居をできるやつは、プライベートで何をやってもいい」と話し、観客を笑わせていた。

その海老蔵について、満島は「あんなに一瞬で（素の自分から半四郎という役に）切り替わる役者さんを初めて見ました。私が現場で、さっき撮ったシーンとのつながりをシュミレーションして本番に備えていたら、海老蔵さんから『何やっているの』と言われた。海老蔵さんはスパンってさっきと同じ顔に戻れる。そういう人を見たことがなかった」と、その天才ぶりを絶賛。

一方で海老蔵は、現場では赤ちゃんに苦労していたようで、「海老蔵さんに抱かれると泣くんですよね。最終的にはあやすのがすごく上手になったんですけど、最初は無理だ、俺は赤ん坊抱けないって（笑）」と満島が裏話を披露。すると監督は「今なら大丈夫。父親になっているから。この間、あるキャンペーンで会ったら、昨日、オムツ替えたんですよって、嬉しそうに言ってた（笑）」と海老蔵のほのぼのとした一面を明かしていた。

また満島は「あんまり役者は好きじゃない。役者って仕事を恥じている気持ちも少しあって」と告白。監督から「それは（演じることが）フェイクだから？」と尋ねられると、頷きながら「映画のなかにお父さんや旦那さんがいることが、本物のお父さんや旦那さんに申し訳ない気持ちになることがある。ここ（劇）に感情を向けている瞬間があるなら、本当のお父さんに感情を向けた方がいいんじゃないか」と迷う気持ちを吐露。

監督から「じゃあ、ほかにコレっていう職業があったら、女優で居続ける必要はないわけだ？」と聞かれると「はい」と即答したものの、現状ではコレといった職業が見つかっていないようで、満島は「今のところ役者の仕事が面白いですね」と話していた。

『一命』は10月15日より丸の内ピカデリーほかにて全国公開となる。