新大関・琴奨菊、映画イベント登壇に「土俵に上がるときより緊張しています」
武士道を描きカンヌ国際映画祭で世界の観客を魅了した時代劇『一命』。この映画の特別試写会が10月12日に有楽町朝日ホールで行われ、先日、大関に昇進したばかりの琴奨菊関がサプライズゲストとして登壇。舞台挨拶を行った。
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日本人大関の誕生は4年振りのこと。大勢の観客を前に少々緊張気味の琴奨菊関は「土俵に上がるときより緊張しています」と話して会場を沸かせると、映画については「すごく武士道を感じさせられた。昔、師匠から『お相撲さんは武士の名残が残っているから、髷(まげ)があるし、着物を着るんだよ』と言われたことがあったので、この映画を見たときに、とても共感できた」とコメント。
さらに、相撲の結びの一番の土俵に上がる行司が腰に短刀を携えていることに触れ、「判定を間違えてしまった場合、切腹をして詫びる覚悟があるという意味が込められている。そういう部分も、映画と合っていた気がします」と話していた。
また、今回の試写会イベントに参加した感想については「この時期にこういったイベントに出させていただいたので、映画『一命』とは、運命的な出会いを感じた」と語っていた。
その後、囲み取材が行われ、一命を懸けてやり遂げたいことを聞かれた琴奨菊関は「相撲を通して、いろいろなものを学んでいるので、これからも一命を懸けて相撲道で精進していきたい」と大関らしいコメント。
好きな女性のタイプについては、「優しい方。相撲は男だけの世界なので、癒してくれるような方がいいです」と語り照れ笑いを浮かべると、来月、大関の地元で開かれる九州場所について「大関として一番最初の場所、自分らしい相撲をとって、みなさんに感動してもらいたい」と意気込みを口にしていた。
『一命』は10月15日より丸の内ピカデリーほかにて全国公開となる。
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