『君と世界が終わる日に』に見る「日本でもここまでのゾンビドラマができる!」との気概

“終末世界”を舞台に、主人公・響(竹内涼真)と恋人・来美(中条あやみ)らが生き残りを懸けた闘いに身を投じるゾンビアクションドラマ『君と世界が終わる日に』。日本テレビ系列で放送された『Season1』、動画配信サービスHuluで配信された『Season2』に続く『Season3』が、来年22年2月25日よりHuluで独占配信される。このたび、『Season3』の新キャストとして、玉山鉄二、桜井日奈子、須賀健太、和田正人、さらには大西武志、吉田ウーロン太、 水石亜飛夢、店長松本が発表された。

『Season3』で登場する、新しい世界の創設を目的とする宗教団体 「光の紋章」の教祖・ワンティーティを演じるのは、Netflix『全裸監督』で生真面目な社長を演じた玉山鉄二。本シリーズのキーパーソンを演じるにあたり「自分の個性を振り絞って 頑張りたい」とコメントした。さらに本作品について「若いチームが新しい時代に向けたアイディアで、日本のドラマを変えたい気持ちが伝わってくる、とても攻めている作品の印象です」と語り、「今から期待と緊張感を持ち撮影を楽しみにしている」と気合も十分だ。

竹内演じる響と結月(横溝菜帆)が来美を探す旅の中で出会う女性・宮木伊織役に桜井日奈子。シーズンが続く人気作品に出演できることがとても嬉しいと語り、「これまでの主要キャストの皆さんの熱量に負けないように、しっかりサバイバルを生き抜きたいです。ずっとやりたかったアクションにも挑戦させていただけるのでとても楽しみです」と意気込む。

その伊織の恋人・梶浦哲夫役に、和田正人。本作品について「未曾有のパンデミックに見る人間模様のリアルがまさにコロナ禍の現実とリンクしており、作品の端々から人間の本質を描くことを使命としているような本気の熱量を感じます」と評価。そこに参加できる喜びと共に、「逃げたい気持ちを堪えて、必死に演じたい」と本音も吐露した。

感染症を専門にした研究機関で働いていた元大学院生・室田シンジ役に、須賀健太。本作品を『Season1』から見て「日本でもこのクオリティのゾンビドラマができるんだぞ! という心意気を感じていました」と評価。「置いてかれないように喰らい付いていこうと思っています!」とコメントした上で、ちゃっかり「あと、早くゴーレムと写真撮りたいなぁ……(笑)」とポロリ。

さらに、教祖の右腕となる教団の師長・永瀬克彦役に大西武志、教団の武装リーダー・長谷川洋役に店長松本、響たちを支える信者・井手弘之役に吉田ウーロン太、謎の集団“X”のリーダー的存在・イナバ役として水石亜飛夢も出演する。

『半沢直樹』の丑尾健太郎脚本による骨太なヒューマンドラマ

本作品はゾンビ作品にラブストーリーとミステリー要素を掛け合わせたヒューマンドラマ。

『Season3』では、『Season2』で登場した謎の集団“X”に加え、ゴーレムの惨禍で新しい世界の創設を目的とする宗教団体 「光の紋章」が現れる。

来美を探す旅の中で響がたどり着いたのが、その「光の紋章」の聖地=サリート。「光の紋章」の教祖・ワンティーティは、信者たちの信頼も厚く、響たちのように外から来た人間たちにも救いの手を差し伸べる。さらには、響が目撃した教団のある儀式で彼はゴーレムに襲われるが、なんと噛まれても感染しないという信じられない姿を見せる。

ゴーレムウイルスに感染した来美を助ける方法がここにあるのではないか──? 玉山演じる教祖・ワンティーティは、この終末世界で響や人類の救世主となり得るのか──??

『Season1』『Season2』を生き抜き逞しくなったレギュラーメンバーに、こうした個性溢れる新キャストが加わり、激化する生ける屍=ゴーレムの惨禍によって追い詰められた人間たちの壮絶かつ濃密なドラマが展開される。

脚本は『半沢直樹』の丑尾健太郎。

『君と世界が終わる日に Season3』は、来年22年2月25日よりHuluで独占配信される。