『おひさま』卒業の井上真央、松坂慶子と母子役で綱引き娘に挑戦！

2011.11.05

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ヒット作『舞妓Haaaan!!!』や『なくもんか』を手がけた水田伸生監督の最新作『綱引いちゃった！』に井上真央が主演すると、配給元の東宝が発表した。“綱引き”をモチーフにした作品で。井上の母親役を松坂慶子が、綱引きチームのコーチ役を玉山鉄二が演じる。

・井上真央「いろいろ思い出しちゃって」と涙

井上が演じるのは大分市役所広報課につとめる女性。上司から市の知名度を上げるために女子綱引きチームの結成を命じられたことから展開する奮闘劇が描かれていく。脚本を『パッチギ！』や『フラガール』で2年連続日本アカデミー賞最優秀脚本賞受賞に輝く羽原大介が手がけているのも話題のひとつだ。

同作への出演について井上は「（連続テレビ小説『おひさま』の）陽子を卒業し、綱引きに精魂そそぐ大分の綱娘となります。昭和の世界から、“闘魂”“喜劇”という一転した新しい世界に行けることが今からとても楽しみです。綱引きは運動会以来なので不安もありますが、綱に魂を込め、躍動感溢れる作品になるよう頑張ります！ “綱娘”たちをはじめ、心強い共演者の方たちと共に、最強のチームになると思うのでぜひご期待下さい！」とコメントを寄せた。

一方、とびきりの天然キャラを演じる松坂は「コメディを演じることは実はとても難しいのですが、水田監督の緻密に計算された的確な演出で大船に乗った気分で演じています」と語った。綱引きのシーンにも挑むそうで、共演者との練習を何度も行ったという。「彼女たち（共演者）とのガールズトークは本当に楽しくて、高校生に戻った気分で撮影に臨んでいます」ともコメントした。

また水田監督は「本作は誰もが知ってる“綱引き”を題材にした、今まであまり取り上げられることのなかった女性による群像喜劇です」と自作について説明。主演の井上については「芯の通った役から複雑な役まで、さらにはコメディセンスもある、ふり幅の大きい演技のできるこの世代では稀有な存在。軽やかにカラッと笑えるコメディ作品を目指していますが、井上さんはまさに打ってつけです」と絶賛した。

その他のキャストに浅茅陽子、西田尚美、渡辺直美、風間杜夫。11月1日にクランクインし、現在、大分市全面協力の下、オール大分ロケで撮影が進んでいるという。公開は2012年の予定だ。