「豹変ぶりがすばらしい」堕ちゆくエリート女性を演じた冨樫真の怪演を絶賛
今、世界から最も注目されている園子温監督が壮絶な愛を描いた異色サスペンス『恋の罪』。主演・水野美紀のヌードシーンでも話題を呼んでいる映画の舞台挨拶がテアトル新宿で行われ、園監督と、キャストの冨樫真、園監督の前作『冷たい熱帯魚』で殺人鬼を怪演したでんでんが登壇した。
・[動画]『恋の罪』会見/水野美紀、冨樫真、神楽坂恵、園子温監督
・『冷たい熱帯魚』でんでんインタビュー
同作で、一流大学の助教授でありながらも狂気の淵へと堕ちていくエリート女性を演じた冨樫。園監督は冨樫とでんでんを「モンスターからモンスターへ受け継がれるどす黒い血。記念すべき2人の初対面です」と紹介。
一方、冨樫は「(演じた)美津子的に言えば『私のとこまで堕ちてこい!』でしょうか」と挨拶。でんでんも「(劇中での)冨樫さんの豹変ぶりがすさまじい」と、その熱演ぶりを絶賛していた。
この日は、撮影でも着用した赤いドレスを着て登場した冨樫。園監督は「自前の衣装だったんですよね。オーディションでもその服で来てくれたことを思い出しました。(衣装合わせで)いろいろ試したけど、最初に見た本人の服が一番良くて」と振り返った。
また冨樫とでんでんが演じたキャラクターのキーポイントとなる“金”にちなみ、“お札フラワーレイ”のバトンパスも行われ、冨樫の首にお札がかけられていた。
最後の挨拶では、「でんでんさんの後を引き継いで、スゴいことになったらいいなと思います」と冨樫。園監督は「『冷たい熱帯魚』を見た方もいると思います。気に入っていただけたら『恋の罪』もどうぞよろしくお願いします」とアピールしていた。
『恋の罪』は11月12日よりテアトル新宿ほかにて全国公開される。また、その公開を記念し、『冷たい熱帯魚』も11月11日までテアトル新宿でレイトショー公開中。
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