『恋の罪』は罪深きワインの味わい？川島なお美が映画イベントで大人トーク全開！

2011.11.09

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90年代に渋谷区円山町のラブホテル街で起こったエリート女性殺人事件にインスパイアされた壮絶な愛の物語『恋の罪』。鬼才・園子温監督が放ったこの問題作の女子限定トークイベントが11月8日にシネマート六本木で行われ、キャストの冨樫真と、彼女とはプライベートでも仲が良いという川島なお美がゲストとして登場した。

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一流大学で助教授をつとめる才媛ながらも狂ったように体を売る女性を演じた冨樫。役作りについては「二面性を出すには、ヘタに役作りをしないで体当たりで挑戦していくしかないなと思った」と語った。

川島は、そんな冨樫が演じた美津子と、神楽坂恵が演じたいずみという女性に共感したという。「トコトン堕ちていく感じだけど、堕ちれば堕ちるほど輝くいずみと、それを宿命のように背負った美津子の両方に共感できた」と感想を述べていた。

ワイン通で知られる川島は、司会から「この映画をワインに例えると？」と聞かれ、「ブルゴーニュワイン」と回答。「性悪女のような魅力がある。飲む人を手玉にとってコロコロ顔を変え、あるときは淑女、あるときは娼婦……と、そういう意味で罪深きワインなので」という川島の解説に、客席の女性たちは真剣に聞き入っていた。

その後の囲み取材では、先日婚約を発表した園監督と神楽坂について聞かれた川島。「（監督と女優という）修羅場をくぐった男女には、突き抜けるようなすごいものが生まれると思うんです」と熱く語ると、記者から、夫（パティシエの鎧塚俊彦）とも修羅場をくぐることがあるかという質問が。川島は当然のように「ありますよ！」とうなずいてから、「主人が最近、小田原に農園レストランを開いたので、これからも修羅場はあると思う。協力して乗り越えていきたい」と話していた。

また川島は、先月、雑誌でセミヌードを披露したことについても聞かれ、「この年齢になってああいう仕事をやれるとは思わなかったのですが」と答えてから、劇中の冨樫の体当たり演技に話を換え「真ちゃんのヌードも良かった」とアピールしていた。

映画については「本当に激しい女の生き方を、目をそらさずに見ていただきたい」と冨樫。園監督の大ファンだという川島は「（水野美紀、冨樫、神楽坂の）3人の女優が恐ろしいほどに輝いている。その演技を引き出した園監督の素晴らしさに、同業者として嫉妬もしています。一度味わったら“毒の虜”になってしまう園子温ワールドにどっぷりつかってください」と話していた。

『恋の罪』は11月12日よりテアトル新宿ほかにて全国公開される。