ブラピとアンジーが野球チームを作るなら？／『マネーボール』ジャパンプレミア

2011.11.10

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メジャーリーグベースボールに革新をもたらしたGM（ゼネラルマネージャー）を描いた『マネーボール』のジャパンプレミアが11月9日に東京国際フォーラムで行われ、主演のブラッド・ピットと妻のアンジェリーナ・ジョリーがレッドカーペットに登場。世界のビックカップル“ブランジェリーナ”に喝采が沸き起こった。

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予定の時間より遅れて始まったレッドカーペット。会場に集まった5000人のファンのなかの600人に迎えられた2人は次々とファンにサインをしながら笑顔を振りまいた。フォトセッションでは夫婦そろってのツーショットを披露すると、集まった大勢のカメラマンからは一斉にフラッシュが焚かれた。

ステージに上がったピットは大きな拍手に迎えられながら「すごく日本に来られて嬉しいです。4年かけて作った作品。かなり気に入ってます」と公開の喜びをかみしめた。実在の人物であるビリー・ビーンを演じ、アカデミー賞の呼び声も高い作品に「やる前は難しいと思っていましたが、ビーンと4年間会って、いろいろ笑い話をしました。彼のストーリーを公平に伝えられたと思います」と胸を張った。

実子、養子を含め6人の子どもがいる“ブランジェリーナ一家”。ファミリーで野球チームを作るならという質問には「野球チームには1人足りないんですけど、ポジションはショートをやりたいですね。みんなに接していけるので」と笑顔。ちなみに、ジョリーのポジションはというと「僕が決めることじゃなく、全部彼女自身で決めることです」と苦笑気味に話していた。

自身も野球好きだと語るピットは東北の野球少年たちにサインボールをプレゼント。「とても嬉しいです。一生の思い出です」と喜びを語る少年1人ひとりと拳を合わせ目を細めた。

最後には3月11日の東日本大震災を振り返り「ニュースで見て本当に驚きました。世界中を旅していても常に日本のことは気にかけていました。被災された方を思うと本当に心が痛みます」と哀悼の意を表した。そして「みなさんの頑張りと粘り強さを見て、私たちも強く影響されています。我々が少しでも癒しの時間を提供できればと思います」と日本にエールを送っていた。

『マネーボール』は11月11日より丸の内ピカデリーほかにて全国公開される。