「天平の甍」や「おろしや国酔夢譚」などで知られる作家・井上靖。彼の自伝的小説を『クライマーズ・ハイ』の原田眞人監督が映画化した『わが母の記』の新たなキャストが発表された。
8月の第35回モントリオール世界映画祭で審査員特別グランプリを受賞したことでも話題の本作。ムビコレでも、主人公の作家を役所広司が、その母を樹木希林が、末娘を宮崎あおいが演じることをお伝えしたが、今回、新たに三國連太郎や南果歩らの出演が明らかとなった。
三國が扮するのは、役所が演じる主人公・伊上洪作の父。南が、伊上の兄妹で次女を、長女をキムラ緑子が演じる。また、伊上の3人の娘を、ミムラ(長女)、人気モデルとしても活躍する菊池亜希子(次女)、宮崎がそれぞれ演じている。その他、三浦友和・百恵の長男でもある三浦貴大、人気アイドルの真野恵里菜も出演している。
『わが母の記』は、父の死後、伊上洪作と共に暮らすことになった老母が、薄れゆく記憶のなかで家族と交流していく様子を描いた感動作。2012年GWより全国公開される予定だ。
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