星野真里、母親の顔になっていた！／『吉祥寺の朝日奈くん』初日舞台挨拶

2011.11.20

人妻で子どももいる女性に恋をしてしまった朝日奈くんの迷える青春を描いたラブストーリー『吉祥寺の朝日奈くん』。吉祥寺で100％ロケを敢行したこの映画が11月19日に公開初日を迎え、吉祥寺バウスシアターで行われた舞台挨拶に、朝日奈を演じた桐山漣、朝日奈が恋する人妻役の星野真里と、加藤章一監督が登壇した。

・星野真里インタビュー

朝日奈という今まで演じたことのない草食系の役を演じた桐山は「歩き方にも気を使いました。撮影中はまさに“吉祥寺の住人”になった気分でした」と挨拶。星野は「想像するだけで心地よくなるような女性・山田真野を演じました。とにかく子役の女の子が可愛くて、母親の顔になっていたと思います。完成作を見たら、自分でもびっくりするほどステキな恋愛映画になっていました」と語った。

お互いの印象については、星野が「桐山さんはすごく気さくな方で、現場ではよく話していました」と語ると、桐山は「えっ、僕が8割方、話しかけてたと思うんですけど」と突っ込み。これに対し星野は「あれでもたくさん話していた方なんです」と答え、笑いを誘っていた。

一方、加藤監督は『仮面ライダーW』や『花ざかりの君たちへイケメン☆パラダイス2011』などに出演するイケメンの桐山が朝日奈を演じたことに関して「最初に会ったときは格好良すぎて大丈夫かと思ったが、実は天然。かなり素の部分が出ていると思う」と明かし、「2人とも原作以上に魅力的なキャラクターを演じてくれた。自分はOKと言うだけでした」と、桐山と星野の演技を絶賛していた。

また、震災直後に撮影が行われたことについて、桐山は「余震が何度もあり、撮る予定だったのに撮れなかったところもあった。でも、監督が最初に『こんなときだからこそ、自分たちが日本を元気にしなきゃいけない義務がある』と仰ったことで現場が一丸となれた」とコメント。星野も「自分たちができるのはこれだと信じて、強い気持ちで撮影に臨んだ。支えてくれるスタッフと協力してくれた吉祥寺の街があったから頑張ることができた」と感謝の言葉を述べていた。