松田翔太がイケメンすぎて心配に。『アフロ田中』松居監督が告白

2011.12.05

強烈な天然パーマの青年・田中広の恋模様を描いた『アフロ田中』。人気ギャグマンガを映画化した本作のトークショーが12月3日にシネマート六本木で行われ、松居大悟監督と原作者・のりつけ雅春が熱いトークを繰り広げた。

原作の大ファンだったという松居監督。映画化にあたっては「コメディにならないようにしようと思っていました」とコメント。「普通に撮ったらコメディになっちゃうけれど、（主人公の）田中広はただ一所懸命に生きているけどちょっと世の中の価値観と違うからズレているだけなので、笑いをとるのではなく、一所懸命生きている姿を撮りたかった」と、熱い思いを吐露した。

一方、のりつけは「いつも（映画化の）話が来ても流れていたので、今回も、最初に話が来たときは信用しなかった」と苦笑い。だが、劇団ゴジゲンの主催者でもある松居監督の舞台を見て考えが変わったようで「とっても面白くて笑えたので、安心して任せました」と話していた。

主演は松田翔太で、ヒロインを佐々木希が演じているのも見どころのひとつ。だが松居監督は、松田がイケメンすぎるので映画の世界観にマッチするのか心配だったという。しかし「衣装合わせで特注アフロをかぶった瞬間に『あ、これはモテないし、いける！』と思い、そこから走り出した感じです。佐々木さんは『演技について勉強したいと思っているので、なんでも言ってください』というスタンスだったので、どんどん好きになっていきました」と明かしていた。

最後の挨拶で松居監督は「原作が好きな方に楽しんでいただきたいということを意識して作りました」と客席に呼びかけていた。

『アフロ田中』は2012年2月18日より新宿ピカデリーほかにて全国公開される。