全世界で600万本を売り上げた海外の大人気RPGゲーム『ドラゴンエイジ』。この世界観をCGアニメーションで映画化した『ドラゴンエイジ −ブラッドメイジの聖戦−』の製作発表記者会見が12月7日に赤坂・ステリーナ教会で行われ、声優をつとめる栗山千明、谷原章介、GACKTと曽利文彦監督が出席した。
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・『ドラゴンエイジ』製作発表記者会見、その他の写真
ステンドグラスに映える深紅のドレスで登場した栗山は、本作で優秀な騎士・カサンドラの声を担当。長編アニメでは初主演となったが、「光栄ですが、私で大丈夫なのか不安もありました。でも、作品に人間味が溢れているので、実写のお芝居のような感覚で取り組めました」と発言。3人のキャストのうち最初に声入れをしたが、「難しかったのは(アクションシーンの)息づかい。ブースのなかで実際に体を動かしながら演じました。最初は緊張していましたが、だんだん楽しくなってきました」と笑顔をのぞかせていた。
一方、カサンドラのパートナー・ガリアンの声を演じた谷原は「栗山さんが先に声を吹き込んでくれて、戦うシーンの息づかいなどとても上手なので助かりました」とコメント。谷原は、『ベクシル −2077日本鎖国−』以来の曽利監督作品への出演となったが、「監督は実写の演出もされる方なので、キャラクターの心情を説明してくださり、とてもやりやすい。包み込むような感じで、僕のつたない芝居をうまく導いてくださった」と話していた。
GACKTは、カサンドラとガリアンを追う騎士団を率いるナイトコマンダー役を演じたが、2人の後に声入れをしたという。「2人のキャラクターをどうすれば立たせられるか、ということを考えながら演じました。これで僕の声がダメだったら最悪だな、と思いましたが、すごくいい形でできました」と振り返った。
また、GACKTは本作の日本語版主題歌「Until The Last Day」も手掛けているが、「映画のイメージを前に出し過ぎるとわざとらしくなるので、そのバランスを取るために何度も作り直しました。現代にもこの映画にも言えることですが、人に与えられる時間は限られていて、どうせ無くなってしまうのなら、その命を燃え尽きるまで戦ってみようという強いメッセージを込めています」と熱く語っていた。
最後に曽利監督は、3人のキャストについて「栗山さんはクールな印象を持っていましたが、実際にお会いしたらチャーミングな方で、その魅力をカサンドラに注いでいただきました。谷原さんには二枚目半を演じていただきたかったのですが、音入れの声を聞いたらイメージ通りで、『やった!』と思わずガッツポーズが出ました。GACKTさんは、いろいろな角度からアプローチをしてこられて、とてもクリエティブでした」とキャスト陣を褒め称えていた。
『ドラゴンエイジ −ブラッドメイジの聖戦−』は、2012年2月11日より丸の内ピカデリーほかにて全国公開される。
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