東京の夜で悩み、もがく、等身大の若者13人…簡単に死ぬことなんてできないってわかってる

#xiangyu#スパゲティコード・ラブ#ゆりやんレトリィバァ#丸山健志#予告編#土村芳#青木柚

スパゲティコード・ラブ
(C)『スパゲティコード・ラブ』製作委員会
スパゲティコード・ラブ
スパゲティコード・ラブ
スパゲティコード・ラブ

『スパゲティコード・ラブ』予告映像第3弾公開

映像クリエイター丸山健志の初長編映画『スパゲティコード・ラブ』が11月26日より全国で公開される。このたび、予告映像第3弾が公開された。

公開された映像は、土村芳、青木柚、xiangyuが演じる3人のモノローグで綴られた3つのショート予告。

喫茶店で働く剣持雫(土村)は、怒られてばかりで他の店員からも避けられる毎日にうんざりするが、マスクで顔を隠し、感情を表に出さない。そんな彼女が笑顔になるのは、好きな人に尽くすとき。

「平凡でいい。多くは望まない。好きな人のお嫁さんになりたいだけ」

そんな彼女の願いは届くのか?

スパゲティコード・ラブ

高校生の赤羽圭(青木)は、好きな子に恋心を伝えられないまま一緒に過ごす日々。理想の死に方を探す彼女に対し、生き方の話をする圭。

「向き不向きって、超重要じゃね? どう生きるかにさ」

きっと生き方を見つける方が難しい。彼女に伝えられない想いが募っていく。

スパゲティコード・ラブ

生きる理由が分からない千葉桜(xiangyu)は、カフェや屋上で赤羽圭と噛み合わない会話を続けている。

「何で死なないんだろうね、私。こんだけ毎日さー死にたいって言ってんのに」

簡単に死ぬことなんかできないと分かっている。東京の夜の屋上で、ひとりの少女の苦悩が消えないままそこにある。

・今回公開された予告動画はコチラ!

悩み、もがくの若者たちを等身大で生々しく綴る

本作品は、誰かと繋がりたくて、夢を諦められなくて、この街のどこかに居場所を探している東京の街でもがく若者たちの苦悩や葛藤を13人の登場人物を通じてリアルに描く。

フードデリバリー配達員の羽田天(倉悠貴)は、大好きなアイドルへの思いに区切りをつけるため、1000回配達を目指し走っている。シンガーソングライターの夢を諦めた桜庭心(三浦透子)は苦手な友だちとダラダラ過ごしている。大森慎吾(清水尋也)は定住しないノマド生活で、Facebookの友だちが5000人を超える。広告クリエイターの黒須凛(八木莉可子)は天才と称されるプレッシャーと周囲との距離に苦しんでいる。コミュ力だけで渡ってきたカメラマンの日室翼(古畑新之)は、越えられない壁を自覚している。高校生の赤羽圭(青木柚)と彼が片思いをしている千葉桜(xiangyu)は噛み合わない会話を続けている。モデルの綾瀬夏美(香川沙耶)は、仕事よりパパ活の方が忙しくなってきた。不登校の高校生・小川花(上大迫祐希)はインスタで嘘のリア充投稿に明け暮れている。中学生の宍戸一樹(三谷麟太郎)は毎日コンビニのイートインで時間をつぶしている。失恋のショックで引 きこもりになった渋谷桃子(佐藤睦)は、復縁を願い電話占いにハマっている。桃子の隣人で同じく引きこもりの目黒梅子(ゆりやんレトリィバァ)は、隣から聞こえる桃子の独り言を聞いている。カフェで働く剣持雫(土村芳)は、恋人に尽くすことだけが生き甲斐だ。

こうした恋人同士、元カレ・元カノ、すれ違った他人……彼らの行動が複雑に連鎖し、思いもよらぬエンディングに向かっていく。

「映画を見る人に、日常を肯定して欲しいと思っています」と語る丸山監督は、「この映画には悩み、もがきながら苦しんでいる若者たちがたくさん出てきます。そんな彼らを見て、悩みを抱え苦しみながら生活することは誰でもそうだし、何にも間違っていないと感じて欲しいです」と、本作品に込めた思いを明かす。

『スパゲティコード・ラブ』は、11月26日より公開される。

INTERVIEW