本年度ベスト1の声多数! 父の死を娘が綴ったドキュメンタリーが異例の大ヒット
ガンを宣告された父親の最期の日々を娘がとらえた『エンディングノート』。インディペンデント系のドキュメンタリー作品ながらも、数多くの人々の共感を呼び異例の大ヒットとなっている。
・是枝監督が後押し! 父の最期を娘が撮った『エンディングノート』が公開
・[動画]『エンディングノート』予告編
10月1日より全国12館で公開がスタートした同作は、メイン館の新宿ピカデリーでの上映が12月9日で終了するも、都内ではヒューマントラストシネマ有楽町、銀座テアトルシネマなど上映館が拡大。全国各地で公開劇場は増え続け、現在は80館を超え100館に届く勢いだ。
新宿ピカデリーでの10月1日〜12月9日までの観客動員は2万4000人で興行収入は33,349,200円。12月12日までの全国の観客動員は約7万8000人で興行収入は1億円を突破! また、同作がデビュー作となる砂田麻美監督だが、第36回報知映画賞新人賞、第28回山路ふみ子文化賞、第33回ヨコハマ映画祭新人監督賞など数々の映画賞を受賞している。
高度経済成長を支えた猛烈サラリーマンが退職後、第2の人生を歩み始めた矢先にガン宣告されたことから始まる同作。“段取り命!”の営業マンとしての手腕を発揮し、家族のために自らの人生を総括するエンディングノートを作成し始めた彼の姿を、娘である砂田監督が撮影。悲しいだけではないユーモアあふれる軽快な作品が完成した。これまでにない観点から“死”を見つめた同作を今年のベスト1に選ぶ映画人も多く、さらなるヒットが期待されている。
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