満員の客席に剛力彩芽が感極まって涙！『カルテット！』舞台挨拶

2011.12.18

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『カルテット！』登壇者たち。左から三村順一監督、高杉真宙、剛力彩芽、鶴田真由、細川茂樹

震災による液状化の被害が市内86％に及んだ千葉県浦安市を舞台に、バラバラだった家族が音楽を通して再生していく様子を描いた『カルテット！』。来年1月より全国公開となるこの映画が、12月17日より地元浦安市にあるシネマイクスピアリで先行上映され、その初日舞台挨拶に高杉真宙（たかすぎ・まひろ）、剛力彩芽（ごうりき・あやめ）、鶴田真由、細川茂樹と三村順一監督が登壇した。

・［動画］『カルテット！』東京国際映画祭舞台挨拶

この日の舞台挨拶は、初回上映後と2回目上映前の2度に渡って行われた。その初回舞台挨拶で剛力は、満員の客席を見て感極まって号泣！彼女の涙につられ、ほかの登壇者もウルウルする場面も見られた。

その後は、新聞やWebなど一般のマスコミが入り2回目の舞台挨拶。主演の高杉は「初主演なので緊張や失敗の連続でした。撮影をするまで、バイオリンを触るのも初めてだし、音譜もあまり読めなかったので楽器を頑張りました」と挨拶。剛力は「撮影が終わったところが1つのゴールと思っていましたが、ここからが新たなスタートだと今感じています。浦安のみなさんと作った愛の詰まった映画。この映画を通して愛を伝えられたらいいなと思っています」と語った。

また、この舞台挨拶では、高杉と剛力の父親役を演じた細川が12月16日に40歳を迎えたこともあり、サプライズでバースデーケーキが用意された。高杉が「お父さんお誕生日おめでとうございます」と話すと、細川は高杉と共に一歩前に出て肩を組み「良い親子でしょ！これからどんどん売り出します。事務所は違うけど（笑）」とコメント。

次いで剛力が「パパおめでとう！私が演じた美咲役は反抗期だったので、あまり仲が良くない設定ですが（笑）、細川さんとの共演、とても安心できました」と語ると、細川は「世間は俺のことを“家電野郎”だと思っているので、もっと言ってください」と“役者・細川茂樹”をアピール。笑いを誘っていた。

さらに、夫婦役を演じた鶴田からも「すごくやりやすかったです。本当の旦那さんだったとしても、うまく噛みあうかもと思いました」と褒められた細川は「あまり女優さんからそんなことを言われないので、とても嬉しいです。ライバルがいるよと奥さんにいいますね（笑）」と話していた。

『カルテット！』は2012年1月7日より丸の内ピカデリーほかにて全国公開される。