チェン・カイコー監督が手掛けた『運命の子』が12月23日より公開となり、物語の主軸を担う“運命の子”を演じたウィリアム・ワンが、Bunkamuraル・シネマで初日舞台挨拶を行った。
ワンは日本育ちの中国人で、英語の学校に通っているため中国語はほとんど話すことができない。演技の経験もなかったが、カイコー監督の英断により起用され、共演者も驚くほどの名演を披露している。
ワンはまず、「ちょっとだけ」話せるという日本語で「本日は『運命の子』を見に来てくれてありがとうございます。演技は初めてだったけど、緊張することなく演じることができました。楽しんでください」と挨拶。
中国語については「お母さんがずっとそばにいてシッカリ教えてくれたから、映画のなかでは中国語を流暢に話せるようになっています」と話す一方、「名詞とか、中国語で発音するのがすごく難しかった」と苦労も明かした。
この日はなんとワンの11歳の誕生日でもあり、誕生日ケーキも登場。会場からはバースデーソングのプレゼントもあり思い出深い1日となったようだ。
初体験の映画の現場は「楽しくて面白くてハッピーな撮影でした」と満喫した様子。だが、将来の夢を聞くと「映画の仕事は楽しいけど、将来はお父さんのように世界中をまたにかける立派なビジネスマンになりたい」と話していた。
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