パーフェクト・ケア
パーフェクト・ケア

痛快ブラックコメディ『パーフェクト・ケア』本編映像公開

ロザムンド・パイクが第78回ゴールデン・グローブ賞主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)を受賞した映画『パーフェクト・ケア』が、12月3日より3週間限定上映され、デジタル配信を開始する。このたび、本編映像が公開された。

“完璧なケア”で裁判所からの信頼も厚い法定後見人のマーラ・グレイソン(ロザムンド・パイク)は、実は、合法的に高齢者の資産を搾り取る冷酷な悪徳人。公開された映像は、そんな彼女が相棒のフラン(エイザ・ゴンザレス)と共に、次なる標的を狙うシーンだ。

次の獲物となった資産家の老女ジェニファー(ダイアン・ウィースト)は、身寄りがなく格好の餌食となるはずが、なぜか彼女の背後からロシアン・マフィアが現れて──。

彼女たちがどのようにして標的を決めているのかを描きつつ、マーラとフランの何気ないアイコンタクトから2人の深い信頼関係がうかがえるシーンとなっている。

現代版『俺たちに明日はない』!?

監督のJ・ブレイクソンは相棒のフランを黒子のような存在と語る。

「彼女がリサーチやベースになる仕事をしている。そして彼女はマーラと深い絆で結ばれている」

また、マーラを演じるロザムンド・パイクは「マーラのような悪徳な行為をするタイプの人間でさえ、誰かに愛され、その分愛するのだということを描くのはとても重要だと思う」と語る。

そして、「マーラの人生で、彼女が本当に激しく愛した1人の人物こそフランなの。それがとても面白いと思うの。彼女たち2人はタフな女性だけど、最も静かで親密な瞬間にはとても感情的で傷つきやすくなるの」と、2人の人間関係を解説する。

一方、フランを演じたエイザ・ゴンザレスは、「マーラとフランは正直で、自分たちのやりたいことに 本気ですごく好感が持てる。2人は賢くて象徴的で、とても自然体な女性たち。スーパーヒーローみたいなものじゃなくて、スーパー向上心のある女性キャラクターね」と分析する。

そして2人の関係を「本当にボニーとクライドみたい。彼女たちはそういう、一生をかけた関係のキャラクターで、私はそういう役に命を吹き込むのが好き」と、マーラとフランを『俺たちに明日はない』の主人公2人と重ね合わせた。

パーフェクト・ケア

やりたい放題の女悪徳コンビ、マフィアに追われた末路は…

本作品は、死角なしに思われた悪徳後見人コンビが逆に追い詰められるブラックコメディ。

法定後見人のマーラ(ロザムンド・パイク)は、判断力の衰えた高齢者を守りケアすることが仕事だ。常にたくさんの顧客を抱え、裁判所からの信頼も厚いマーラだが、実は裏で、医師やケアホームと結託し、高齢者たちから資産を搾り取る悪徳後見人だった。

パートナーのフラン(エイザ・ゴンザレス)と共にビジネスは順風満帆だったが、突如暗雲が立ち込める。新たなカモとして狙いを定めた資産家の老女ジェニファー(ダイアン・ウィースト)を巡り、次々と不穏な出来事が発生し始める。身寄りのないはずのジェニファーの背後には、なぜかロシアン・マフィア(ピーター・ディンクレイジ)の影が……。迫りくる生命の危機にも「私に“負け”はない」と豪語するマーラ。彼女たちの運命は如何に!?

華麗なほど大胆不敵かつ狡猾に人を欺いたつもりが追い詰められる……予測できない展開に目が離せない新感覚クライムサスペンスに期待が高まる。

『パーフェクト・ケア』は、12月3日より3週間限定上映され、デジタル配信を開始する。