2011年も様々なことがあった映画界。そのなかから、ムビコレ編集部が独自に重大ニュースをセレクション。2011年を代表する10本を選んでみました。【前編】となる今回は、第10位〜第6位を発表します(後編はこちら)。
【第10位】……芦田愛菜旋風、今年も吹き荒れる!
10位にランクインしたのは、昨年6位だった芦田愛菜。その人気ぶりは衰えることなく、主演ドラマ『マルモのおきて』が高視聴率を記録すると、同じ子役の鈴木福と共に歌った主題歌「マル・マル・モリ・モリ!」も大ヒット。NHKの紅白歌合戦にも出演する。
映画では今年、『犬とあなたの物語 いぬのえいが』(1月公開)、『阪急電車 片道15分の奇跡』(4月公開)、『うさぎドロップ』(8月公開)に出演。2012年1月7日公開となるアニメ映画『マジック・ツリーハウス』では北川景子らと共に声優もつとめている。今や国民的人気女優の1人にまで成長した芦田の来年の活躍が楽しみだ。
・北川景子、芦田愛菜が横浜の夜景にウットリ!
・小雪ピンチ! 松ケンが芦田愛菜に癒されもうメロメロ!
【第9位】……W杯優勝のなでしこジャパン、映画イベントにも引っ張りだこ!
9位は、今年7月にFIFA女子ワールドカップ・ドイツ大会で優勝したなでしこジャパン。その国民的人気を映画界が見逃すわけもなく、映画イベントにも引っ張りだこ。
優勝直後の7月に『忍たま乱太郎』の初日舞台挨拶に応援ゲストとして安藤梢選手が駆けつけたのをはじめ、澤穂希選手、丸山桂里奈選手らが次々に映画イベントに登場。彼女たちの出演にマスコミも大勢集まった。2012年はロンドン五輪も開幕となる。すでに切符を手にしたなでしこジャパン。再び優勝となれば、さらなるフィーバーは間違いない。
・なでしこジャパンの澤選手が映画イベントで炎のシュート決める!
・なでしこ選手からの祝福に、加藤清史郎が「この映画で金メダルを狙います!」宣言
【第8位】……AKB48の勢い止まらず、他のガールズグループも大人気に!
8位は、昨年に引き続き勢いが止まらないAKB48。今年は1月に彼女たちの姿を追ったドキュメンタリー映画『DOCUMENTARY OF AKB48 TO BE CONTINUED』が公開されたのを皮切りに、次々とメンバーの誰かが出演する映画が封切りとなった。
なかでも公開規模が大きかったのが、前田敦子主演で6月に公開となった『もし高校野球のマネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』。さらに、その直後にAKB選抜総選挙が行われ、彼女たちの人気はピークに。
一方、今年はAKB以外のガールズグループの活躍も目立った。注目はももいろクローバーZで、今年4月にメンバーの1人である早見あかりが脱退し、5人での活動となったが、その逆境をものともせず人気急上昇中。ほかにもモー娘。を中心としたハロプロ系、ぱすぽ、SUPER☆GiRLSなど、多くのグループが乱立し、アイドル戦国時代の様相を呈し始めている。
・『もしドラ』で前田敦子を殴った池松壮亮が、覚悟の初日舞台挨拶
・アニソン帝王の水木一郎とももいろクローバーZのライブに観客総立ち!
【第7位】……『ハリポタ』『トランスフォーマー』が世界興収で記録的大ヒット!
全世界興収で、今年公開となった『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』が歴代3位、『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』が歴代4位となる大ヒットを記録した。ちなみに今年はもう1本、『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』も歴代8位となる大ヒット、3作がベスト10入りをはたしている。
背景にあるのが3D映画の普及。3Dの方がチケット代を高く設定でき、客単価が高くなることも好調さの一因だ。ちなみに、過去3年でベスト10は6作品が入れ替わっているが、それらはすべて3Dで製作されている。世界興収歴代ベスト10は以下のとおり。
[世界興収歴代ベスト10(Box Office Mojo調べ)]
1位『アバター』(2009年、3D)
2位『タイタニック』(1997年)
3位『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』(2011年、3D)
4位『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』(2011年、3D)
5位『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』(2003年)
6位『パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト』(2006年)
7位『トイ・ストーリー3』(2010年、3D)
8位『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』(2011年、3D)
9位『アリス・イン・ワンダーランド』(2010年、3D)
10位『ダークナイト』(2008年)
・『ハリー・ポッター』新作が公開26日目で世界興収第3位に!
・[動画]『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』 感動の撮影終了日映像
【第6位】……『冷たい熱帯魚』『恋の罪』と話題作を連発、園子温監督が絶好調!
6位は園子温監督。『愛のむきだし』でその才能を世に知らしめた園監督は、今年、『冷たい熱帯魚』(1月公開)と『恋の罪』(11月公開)の2本が公開され話題を集めた。ちなみに、『冷たい熱帯魚』で抜てきした女優の神楽坂恵と婚約を発表。直後に開かれた『恋の罪』完成報告会見では、「私の『恋の罪』でお騒がせしてすみません」とタイトルにかけて照れながら報告し笑いを誘っていた。
2012年1月14日には、主演の染谷将太と二階堂ふみの2人がヴェネチア国際映画祭で最優秀新人賞に輝いた『ヒミズ』も公開となる。来年も園監督は話題を集めていきそうだ。
・園子温監督、二階堂ふみに「すごく愛のある監督」と言われて照れ笑い
・鬼監督の顔にも笑顔! 園子温監督が神楽坂恵との婚約を照れながら報告
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