決め手はスタイルが悪いこと!? 立花胡桃原作の映画でヒロインが決定!
立花胡桃の同名ベストセラー小説を映画化する『ユダ』のヒロインを、女優の水崎綾女がつとめることが発表された。
同作は、現在テレビ番組でコメンテーターもつとめる立花の経験をもとに、キャバクラ嬢としてのし上がり、歌舞伎町でNO.1に上り詰めてもなお、男をコントロールし、オモチャのように操り、大金を稼いでいく主人公の19歳からの8年間を描いた作品。
昨年11月2日に行われた同作の製作発表会見で、ヒロインをオーディションで選ぶことを告知。その後、3000通を超える応募が殺到するなか、水崎が見事ににヒロインの座を射止めた。
水崎は1989年生まれ。2004年の「第29回ホリプロタレントスカウトキャラバン」でヤングサンデー賞を受賞し芸能界デビュー。『俺たちに明日はないッス』(08年)や『アベックパンチ』(11年)といった映画をはじめ、テレビドラマ、舞台と幅広く活動している。
ヒロイン役を射止めたことについては「原作の小説を読んだときにビビビと来て、監督に初めてお会いしたときもビビビと来たので、運命を感じました。クランクインまでの役作りは大変ですが、素敵な作品を作れるように頑張りたいと思います。いい意味で期待を裏切っていきます」とコメント。
原作者の立花は「3000人の応募者のなかで、一番スターへの野心があって、演技力があって、要求したことへの反応が早くて、スタイルが悪かったのが彼女です。合格してから減量のために野菜スープしか口にしていません。その根性に期待大!」と水崎の根性を絶賛。大富いずみ監督も「水崎さんに出会って、力強い生命力を放ちながら奥底に闇を隠し持った、類いまれな魅力を感じました。水崎さんのなかに蠢(うごめ)く本能をこの作品で大暴れさせてくれるのを楽しみにしています」と期待のコメントを寄せている。
『ユダ』は2012年公開予定。
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