昭和の大阪・生野を舞台に、札付きのワルから笑いの世界へと飛び込んだ男の姿を描いた『犬の首輪とコロッケと』。この映画のプレミア試写会が1月10日にTOKYO FMホールで開催され、鎌苅健太、ちすん、中村昌也、RUN&GUNの宮下雄也、山口智充、長原成樹監督が舞台挨拶を行った。
本作は、芸人、役者として活躍する長原監督が、自伝小説を自ら映画化した作品。長原監督は「自分の話なのでこだわりを持って取り組んだ」と述べると、主演をつとめた鎌苅は「監督の役は緊張したが、監督の熱心な指導のおかげで無事終了することができ、いい経験ができた」と振り返った。
長原監督の印象について、ちすんは「監督が鎌苅さんに厳しかったので、一緒の撮影のときは怖かったです」と発言。中村は「監督から直接ケンカシーンの指導を受けたので、生のケンカに近いシーンになっている」と話していた。
鎌苅演じる主人公セイキの父役に山口を起用した理由について、長原監督は「本当はロバート・デ・ニーロを考えていたが、1月の撮影は寒いと断られたのでぐっさんにしたんですよ」と冗談交じりにコメント。それに対し山口は「最初、お父さん役と聞いて驚いたが、デ・ニーロが断ったと聞いて納得した」と話し、笑いを誘った。
また、山口は本作の舞台である生野について「とても温かい町で、自分が主役と名乗るおばちゃんや、キムタクと名乗るキムチの宅配屋がいるなど、撮影を楽しく終えることができた」と語ると、生野が地元だという宮下は「監督のような人に脅された記憶しかないが、実は雰囲気の変わらないいい町だと感じた」と、しみじみと振り返っていた。
最後に長原監督は「恋愛とは、親子とは、在日とは何か、というテーマを込めた一つの恋愛映画です。この映画を見た人は、セイキも頑張ってるやん、と前向きになれると思う。ぜひご覧ください」と締めていた。
『犬の首輪とコロッケと』は1月28日より全国公開される。
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