ガッキーの「きれいになりたい」発言に「それ以上!?」と司会も思わず突っ込み

2012.01.16

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東野圭吾原作の人気ミステリー、“刑事・加賀恭一郎シリーズ”の最高傑作と言われる「麒麟の翼」を映画化した『麒麟の翼〜劇場版・新参者〜』。この映画の完成披露試写会が1月15日に有楽町朝日ホールで開催され、キャストの阿部寛、新垣結衣、田中麗奈、松坂桃李、三浦貴大と、主題歌を担当するJUJUが舞台挨拶を行った。

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謎解きの醍醐味はもちろん、“泣けるミステリー”と評判の本作。阿部は感動したところについて「親父の死ぬ間際の真相がわかるときに、看護師の登紀子に言われたセリフが心を動かしました。加賀に物申す人はあまりいないので」と自身が演じた役柄を通して発言。これに対し、登紀子役を演じた田中は「監督から加賀を唯一叱る役だと聞いていたので、母親のようにといいますか、私しかいないんだという気持ちで演じさせていただきました」と話した。

本作のヒロインであり、殺人事件の容疑者の恋人役を演じた新垣は「監督と目が合ったとき、心から幸せです、と言えた作品です。撮影中もけっこうしんどかったんですけど、やりがいも感じました」とコメント。舞台挨拶前に主題歌を熱唱したJUJUは、ラストシーンについて「涙腺が崩壊しました」と感動を伝えていた。

阿部、新垣、松坂の3人は辰年生まれで、今年は年男・年女。新年の抱負を聞かれた阿部は「今年で48歳になります。別の作品で裸になったりもしますが（笑）、そういう恥ずかしいことも緩めずにやっていきたい」と語ると、観客からは大きな拍手が。

新垣は「プライベートでは食生活を改めたい。好物は動物性脂肪がたくさんでドロドロしたものばかりなので、野菜を食べて、中身からきれいになりたい」と意外な一面を語り、司会者から「それ以上、きれいになってどうするんですか!?」と突っ込まれる場面も。松坂は「龍のごとく昇っていきたい」と抱負を述べた。

一方、今年が本厄だという田中は「3人にあやかりたいです」と発言。阿部が「役者だから、厄年はいいんですよ。僕も厄年にはいろいろ出演しました。『結婚できない男』とか」とフォローすると、田中は「私も『結婚できない女』とか、良い役に出会えたらいいな」とポツリと答え、観客の笑いを誘っていた。

最後に、新垣は「みなさんにも大切な方がいると思います。この映画が、大切な人と歩み寄るきっかけになればうれしい」と挨拶。阿部は「思いを伝えるのは恥ずかしかったり、遠慮してなかなかできないけれど、伝わらないまま距離があいたり、いなくなってしまうこともある。身近な大切な人に気づいていただける映画になったのではないかと思います」と力強く締めくくった。

『麒麟の翼〜劇場版・新参者〜』は1月28日より全国東宝系にて公開される。