成宮寛貴、斎藤工、桐谷美玲らが「異議あり！」な模擬裁判／『逆転裁判』イベント

2012.01.17

その他の写真はこちら（14）

シリーズ累計420万本を販売する法廷バトルゲームを映画化した『逆転裁判』。この作品の完成披露イベントが1月16日にグランドハイアット東京で行われ、キャストの成宮寛貴、斎藤工、桐谷美玲、中尾明慶、石橋凌、柄本明と、三池崇史監督が登壇した。

主人公の新人弁護士・成歩堂龍一役を演じた成宮は「去年の終わりくらいから書類の職業欄に、やっと恥ずかしがらずに“役者”って書くようになりました」と挨拶。この挨拶を受け、成歩堂のライバルで天才検事の御剣怜侍役を演じた斎藤は「小咄（こばなし）から始めなければいけない感じなんですかね？」と戸惑いつつも、「特に用意しておりません」と続け、報道陣を沸かせていた。

一方、三池監督も「去年の年末くらいでしょうか、職業欄に“映画監督”と書けるようになりました」と話し笑いを誘うと、「冗談なしに最近、ちょっと映画を作るのが上手になったかなと自分でも思うので、ぜひ劇場で確認してもらえれば（笑）」と自画自賛しながら本作をアピール。

そんな三池組に初参加となる成宮は「三池さんは見た目が怖いので心配していたのですが、ひと言で言うと天才」と、その才能を絶賛。さらに三池監督はいい匂いがしてビックリしたそうで、司会からどんな匂いかと突っ込まれると、「甘い、アロマ系の匂いがしました」と答えていた。

また、この日は法廷のセットを用い、劇中で印象的な「異議あり！」というフレーズを使った模擬裁判も行われた。証言台に立ったのは成宮、斎藤、桐谷の3人で、斎藤が挙げたのは「レンタルビデオ屋」でのエピソード。

斎藤はレンタルビデオ屋で自分が関わった作品を注目される場所に置き換えることがあるそうで、「ビデオ屋さんで何気なく見かけたものを借りたりする。やっぱり苦労して撮った作品を見てもらえる機会が少しでも増えれば嬉しいので」と理由を説明。

これに対し石橋は「ダメじゃないかそんなことしちゃ！」と叱りつつも「実は私もやったことがある」と告白。石橋主演で、三池監督がメガホンを取った映画『オーディション』を「嫌いな監督の作品の上に置きました」と明かしていた。

この判決は「異議あり！」と「異議なし！」の真っ二つに分かれ、「異議なし！」と答えた成宮は「DVDではやりませんが、雑誌は目立つところに置いたりするので、工くんの気持ちがすごくわかる」とコメント。

同じく「異議なし！」と答えた桐谷は「横目でチラチラと自分の作品がどこにあるのかを見るんですけど、並び替える勇気がないので、私の分も斎藤さんにやってもらいたい」と話し、斎藤は「僕がやっておきます」と応じていた。

『逆転裁判』は2月11日より全国東宝系にて公開となる。