大泉洋、原田知世と手を繋がせる監督の粋な演出に感謝！『しあわせのパン』舞台挨拶

2012.01.18

その他の写真はこちら（2）

北海道は洞爺湖のほとりにある月浦を舞台に、原田知世と大泉洋が小さなオーベルジュを営む夫婦役を演じた『しあわせのパン』。この映画の舞台挨拶付き試写会が1月17日にスペースFS汐留で行われ、原田、大泉と三島有紀子監督が登壇した。

・［動画］『しあわせのパン』“おもてなし”舞台挨拶

“おもてなし”と銘打たれたこの日の試写会では、入り口で大泉と原田がオーベルジュのオーナーよろしく観客をお出迎え。舞台挨拶でその感想を聞かれた原田は「楽しかったです。驚いたとき、人って2度見するんだなって確認しました（笑）」とコメント。

大泉は「お客さんをお出迎えするということで、楽しい雰囲気になるのかと思っていたら、ただのドッキリで終わってしまった」と感想を述べると、「そうなると、ドッキリする様子を見たくなるもので、リアクションが薄い人を見ると『何だよ』と思ったり、スーと入られるとガッカリしてしまった」と振り返った。

映画では、そんな2人をより夫婦らしく見せるために、三島監督は2人に内緒である演出をしたと告白。「2人に言っていなかったんですけど、（映画では）使わないカットを撮っていたんです。それは2人が手と手を触れ合うカットで、使う予定はなかったのですが、2人に仲良くなっていただくために手を繋いでいただきました」。

この告白に原田は「そうだったんですかぁ」とやや驚いた様子。一方、大泉は「使わなかったんですか？」と再確認すると、「いやあ、ありがとうとざいます。監督から言ってもらうのが一番早いですからね。何も言われないで私が（原田に）触るわけにいかないですから」とニヤけながら、監督の粋な計らいに感謝の言葉を述べていた。

また、本作を見た人の90％以上が、大泉扮する水縞尚を理想の旦那だと答えたことについて大泉は「この映画の水縞くんは本当に素晴らしいと思います。これで（自分も）理想の旦那様になれればいいと思うんですけど、いかんせん、私、結婚してしまったものですから。これから株が上がってもみたいなところがあって、もう少し早くこの役をやっていれば」と悔やみ、会場を沸かせた。

さらに、この日はスペシャルゲストとして、2人が運営するオーベルジュを訪ねてくる少女役を演じた八木優希が登場。大泉と共演した感想について「普段、お話しをしているときでもすごく面白いことをいっぱい言ってくれて。北海道のホテルに泊まっていたんですけど、ホテルの近くに美味しいお店あるよとか、教えてくれました」と述べた。この言葉に大泉は「こんな子どもにも、私は美味しいお店の話ばかりしていましたね」と反省しきりだった。

『しあわせのパン』は1月28日より全国公開（1月21日より北海道先行公開）となる。