仲間由紀恵が『劇場版テンペスト3D』初日舞台挨拶で「少し寂しい」と心境吐露
池上永一の同名小説を、舞台化とドラマ化に続いて3Dで映画化した『劇場版テンペスト3D』。この作品が1月28日に公開初日を迎え、丸の内ピカデリーで行われた舞台挨拶に主演の仲間由紀恵をはじめ、谷原章介、塚本高史、高岡早紀、GACKTが登壇した。
・『テンペスト』が3D映画に! 舞台、ドラマに続いて仲間由紀恵が主演
同作は19世紀の琉球王朝を舞台に、男として生きることを選んだ少女の運命を描いたエンターテインメント時代劇。真鶴(まづる)という女性でありながら、寧温(ねいおん)という男性として生きる決意をした主人公を演じた仲間は「初日を迎えて嬉しいですが、手放すような感じで少し寂しいですね。胸がいっぱいです」と挨拶。真鶴への一途な愛を貫き通す薩摩藩士を演じた谷原は「先日行った沖縄の舞台挨拶も熱気がすごかったですが、今日も負けないぐらいすごいですね」と話した。
清国の妖しい宦官で、寧温を利用して琉球乗っ取りを目論む徐丁垓(じょていがい)役を演じたGACKTは「みんなの徐丁垓です(笑)。素敵な仲間とこの作品に携われたこと、自分の故郷に貢献できたこと、みんなに沖縄の歴史に触れてもらう機会ができたことがとても嬉しい」と挨拶。
そんなGACKTとの共演について谷原は「“みんなの徐さま”と戦ったシーンは大変でした。前日に雨が降っていてぬかるんでいたのと、木の根っこがでこぼこしていて、結構危ないシーンでした」と振り返った。
また、撮影現場の様子について塚本は「本番5分前までしゃべっているぐらい仲良かったです」と話し、谷原は「寧温が男の格好でオカマっぽい話し方をしたりしてね(笑)」と裏話を披露。
強い霊力を持ち、寧温の正体を見守る聞得大君(きこえおおきみ)役を演じた高岡は、自身の役柄について「本当に個性的な役柄でした。由紀恵ちゃんが『もっといじめてください』って言ってくるの。でも、そんな感じじゃないとやってられないぐらい厳しいシーンが多かった」と明かし、GACKTは「徐さまの特徴の長い舌で口を閉じられなくて、よだれがたれっぱなしで、この映像が使えないんじゃないかと心配したぐらい。実際、台湾のCMではモザイクがかかっていた」と明かし、会場を沸かせていた。
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