『狂い咲きサンダーロード』や『逆噴射家族』などで知られる石井聰互監督が石井岳龍と名を改め、およそ10年ぶりに手掛けた新作『生きてるものはいないのか』。この映画のプレミア試写会が1月24日に渋谷ユーロスペースで行われ、石井監督とキャストが舞台挨拶を行った。
・[動画]『生きてるものはいないのか』完成披露舞台挨拶
・『生きてるものはいないのか』完成披露舞台挨拶、その他の写真
この日登壇したキャストは染谷将太、高梨臨、白石廿日、飯田あさと、高橋真唯、田島ゆみか、池永亜美、札内幸太、師岡広明、羽染達也、青木英李、田中こなつ、津田翔志朗、芹澤興人の総勢14名。石井監督は「実はこうやって大勢のキャストが揃うのはほぼ初めてで、感無量です」と挨拶した。
本作は第52回岸田國士戯曲賞を受賞した前田司郎の同名戯曲が原作だが、舞台版にも出演した諸岡は「そのときはマッチという、彼女もいて、かっこいい役だったんです。でも映画ではカツオという3枚目の役で。だから役作りですよね……普段の自分とは違う……いや、ごめんなさい、すごいやりやすかったです(笑)。素です」と話し、笑いを誘った。
キャストはオーディションによって選ばれたが、そのときのエピソードについて札内は「『すごい派手に死んでほしい』って言われて、僕の前の番の田島さんがすごい死に方をして、プレッシャーでした」とコメント。高梨は「待機場所がオーディション会場の隣だったので、隣からウォーとかギャーとかたくさん声が聞こえてきて、それが印象に残ってます(笑)」と述べた。
飯田は撮影を振り返り、「死体で映ってるとき、長回しのカットが多くて、息を止めるのに必死でした」と苦労を明かすと、染谷は「自分の周りでどんどん人が死んでいくのですが、それがなんとも言えない不思議な感覚に陥りました」とコメント。
高橋は「みんな服や持ち物が自前だったことが印象的でした。一から役柄のことを考えて役作りができたので、大きな経験になってありがたかったです」と笑顔をのぞかせていた。
最後に石井監督は「みなさんには思い切りのびのびとやってもらいたかったし、答えは自分で見つけてほしかったので、自分で考えて表現してもらいました。日本映画の若手の方たち、こんなすばらしい役者さんがいっぱいいて、一緒に映画作りをできるということが勇気づけられました」と熱く語っていた。
『生きてるものはいないのか』は2月18日よりユーロスペースほかにて公開される。
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