石井聰互改め石井岳龍監督、染谷将太ら若手キャストに「勇気づけられました」

若手キャスト14名と共に舞台挨拶を行った石井岳龍監督
若手キャスト14名と共に舞台挨拶を行った石井岳龍監督
若手キャスト14名と共に舞台挨拶を行った石井岳龍監督
前列左から田島ゆみか、田中こなつ、高橋真唯、石井岳龍監督、染谷将太、高梨臨、青木英李、池永亜美、白石廿日。後列左から津田翔志朗、芹澤興人、師岡広明、札内幸太、羽染達也、飯田あさと
石井岳龍監督
染谷将太
高橋真唯
田中こなつ
高梨臨
青木英李
左から羽染達也、白石廿日、飯田あさと
左から津田翔志朗、芹澤興人、田島ゆみか
左から田島ゆみか、師岡広明、田中こなつ、高橋真唯、石井岳龍監督、染谷将太
左から札内幸太、池永亜美、羽染達也、白石廿日
左から染谷将太、高梨臨、青木英李、札内幸太、池永亜美
田中こなつ(左)と高橋真唯(右)。後列は津田翔志朗

『狂い咲きサンダーロード』や『逆噴射家族』などで知られる石井聰互監督が石井岳龍と名を改め、およそ10年ぶりに手掛けた新作『生きてるものはいないのか』。この映画のプレミア試写会が1月24日に渋谷ユーロスペースで行われ、石井監督とキャストが舞台挨拶を行った。

[動画]『生きてるものはいないのか』完成披露舞台挨拶
『生きてるものはいないのか』完成披露舞台挨拶、その他の写真

この日登壇したキャストは染谷将太、高梨臨、白石廿日、飯田あさと、高橋真唯、田島ゆみか、池永亜美、札内幸太、師岡広明、羽染達也、青木英李、田中こなつ、津田翔志朗、芹澤興人の総勢14名。石井監督は「実はこうやって大勢のキャストが揃うのはほぼ初めてで、感無量です」と挨拶した。

本作は第52回岸田國士戯曲賞を受賞した前田司郎の同名戯曲が原作だが、舞台版にも出演した諸岡は「そのときはマッチという、彼女もいて、かっこいい役だったんです。でも映画ではカツオという3枚目の役で。だから役作りですよね……普段の自分とは違う……いや、ごめんなさい、すごいやりやすかったです(笑)。素です」と話し、笑いを誘った。

キャストはオーディションによって選ばれたが、そのときのエピソードについて札内は「『すごい派手に死んでほしい』って言われて、僕の前の番の田島さんがすごい死に方をして、プレッシャーでした」とコメント。高梨は「待機場所がオーディション会場の隣だったので、隣からウォーとかギャーとかたくさん声が聞こえてきて、それが印象に残ってます(笑)」と述べた。

飯田は撮影を振り返り、「死体で映ってるとき、長回しのカットが多くて、息を止めるのに必死でした」と苦労を明かすと、染谷は「自分の周りでどんどん人が死んでいくのですが、それがなんとも言えない不思議な感覚に陥りました」とコメント。

高橋は「みんな服や持ち物が自前だったことが印象的でした。一から役柄のことを考えて役作りができたので、大きな経験になってありがたかったです」と笑顔をのぞかせていた。

最後に石井監督は「みなさんには思い切りのびのびとやってもらいたかったし、答えは自分で見つけてほしかったので、自分で考えて表現してもらいました。日本映画の若手の方たち、こんなすばらしい役者さんがいっぱいいて、一緒に映画作りをできるということが勇気づけられました」と熱く語っていた。

『生きてるものはいないのか』は2月18日よりユーロスペースほかにて公開される。

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『生きてるものはいないのか』作品紹介