岡崎京子の人気コミックを実写映画化した『ヘルタースケルター』。先月にクランクインし、目下撮影中のこの映画の撮影現場会見が2月9日に東宝スタジオで行われ、キャストの沢尻エリカ、大森南朋、寺島しのぶ、綾野剛、水原希子、新井浩文、鈴木杏、哀川翔、寺島進、桃井かおり、蜷川実花監督が登場した。
本作は、美しく幸せになりたいという欲望を持った主人公りりこが、耳と性器以外の全身を整形手術しモデルとしてデビュー。トップアイドルへの道を駆け上がるも、後遺症の悪化で心身ともに破滅へと向かっていく姿を描いた作品。
蜷川監督は「7年間ずっと(本作の監督を)やりたくて、こんなに何かを待ったことはない、というぐらい待った。毎日すごく濃い日々を過ごしているんですけれども、確実に良いモノが撮れているなと実感しています」と撮影の快調ぶりをうかがわせた。
主人公りりこ役の沢尻は「現場ではこんなにキャストが揃うことがなくて稀なので、本当にワクワクしています。今日という日を笑顔で迎えられて嬉しい。だから、みなさん何でも聞いて下さい(笑)」と話し、報道陣を沸かせた。
りりこを献身的に支えるマネージャー・羽田役の寺島しのぶは、沢尻について「がんばってこの映画に賭ける思いを感じます」とコメント。また、それぞれ濡れ場シーンがあったことに触れ「沢尻さんは度胸あるなって思いました。私は(カメラ)テストではまだ脱がないのに」と話すと、沢尻は「面倒くさいなぁと思っちゃって」と理由を説明。
寺島はさらに濡れ場シーンについて「見せてるバージョンと見せてないバージョンの2パターン撮ってて」と付け加えると、沢尻は「R指定とか、大人の事情で面倒くさいんですよ。そこらへんにプロデューサーいるだろうけど(笑)」とぶっちゃけ、笑いを誘っていた。
現場でのエピソードについて蜷川監督は「男性陣のシーンにOKを出すとき、つい『ウットリでーす』と言うことが多くて。そう言うと (スタッフから)『ウットリ出ましたー』という掛け合いになります」とコメント。これを聞いた大森は「監督に『ウットリです』と言われるようにこれからも頑張ろうと思いました(笑)」と話した。
新井は蜷川監督からのオファーを受けたときの話を披露。「飲みの席で監督と初めてお会いしたときに『今度映画を撮るんだけど、新井君にピッタリの役があるから』と言われたんです。それで、台本を読んでみたらゲイの役で(笑)。監督からその道のプロの方を紹介していただきましたが、一応、お尻の穴だけは死守しました」と話し、笑いを誘った。
りりこの所属する事務所の社長・多田役の桃井は、沢尻との共演について「りりこでずっといてくれるから、すこぶるやりやすかった。いい奴ですよ、そろそろわかってあげて」と発言。これには沢尻も照れて、嬉しさを隠しきれない様子だった。
だがその後、記者から「原作の過激な描写は、映画ではどういうふうに表現していますか?」との質問が飛ぶと、沢尻は「そもそも過激な作品じゃないですか。だから、それをやる時点で私も(蜷川)実花さんも腹をくくってるので、その質問自体がおかしいです」と記者を一刀両断。
続けて「私はりりこという役、原作にすごくリスペクトがあります。だから、乞うご期待ですよ。見ててください」と話すと、桃井が「過激な発言、すいません。ちょっと今りりこが乗り移ってるので、社長としてお詫びします(笑)。もう少し、柔らかくするように言っといたんですけれども」とコメント。寺島しのぶも「マネージャーとしても、すみません」 と2人して平謝りし、集まった報道陣たちを笑いに包んでいた。
『ヘルタースケルター』は7月14日より丸の内ピカデリーほかにて全国公開される。
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