共演きっかけの恋を心配しすぎる小籔の妄想トークに、相手役の相武紗季は大爆笑！

2012.02.22

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「温水を救え！ゲーム」で人形を飛ばす小籔千豊（左）と、それをお玉でキャッチしようとする相武紗季（右）

大阪の町工場を舞台に、シングルマザーに恋心を抱く冴えない男と地球に不時着した宇宙人の出会いと友情を描いた『FLY！〜平凡なキセキ〜』。この映画のプレミア上映会が2月21日にシネマート六本木で開催され、キャストの小籔千豊、相武紗季、桜稲垣早希、近藤真広監督が舞台挨拶を行った。

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吉本新喜劇の座長としても知られる小籔は、映画初主演に抜擢され「身の丈以上の仕事なので、最初断ろうと思いました」とコメント。続けて、「もう一つ心配だったのは、相手役の相武さんが僕のことを好きになったらどうしようかなということ。山口百恵・三浦友和然り、さんま・しのぶ然り、主演と相手役というのは恋に落ちるのが定番ですから」と真顔で話すと、横で聞いていた相武は爆笑。

小籔はさらに「僕には嫁と2人の子どもがいます。でも、相武さんはキレイな方ですから、強烈なアプローチを受けたときに好きになってしまうかもしれない。でも家庭を失いたくはない。『どうか相武さん、僕のこと好きにならんといてくれ』と思って、この映画に挑みました」と妄想トークを展開し、司会から「そんな葛藤してたんですか!?」と突っ込まれていた。

終始、小籔の話に抱腹絶倒していた相武だが、司会から「実際、好きになったりしたんですか？」と問われると、「危なかったですね〜」とニヤリ。「（小籔さんは撮影中に）ご家族の話もされていたので、そういう牽制（けんせい）だったのかなぁ」と振り返り、観客の笑いを誘っていた。

小籔演じる気弱な主人公の妹役を演じた稲垣は「ギャルでやんちゃで、上からガンガンいってるので、そこを見てほしい」とアピール。本作が上映された昨年の沖縄国際映画祭でのレッドカーペットを振り返り、「『さきちゃ〜ん！』ってお客さんから言われて知名度が上がったと思い喜んでいたら、全て相武紗季さんのことでした（笑）」と話していた。

本作では温水洋一演じる宇宙人も見どころの一つだが、この日は「温水を救え！ゲーム」と題したゲームを実施。これは「黒ひげ危機一発」の人形部分が宇宙人扮する温水になったもので、飛び出した人形をお玉でキャッチできなければ、罰ゲームとして宇宙人のカツラを被って映画をPRしなければならない。

小籔と相武がペアになり、ゲームに挑戦したが惜しくも失敗に終わり、罰ゲームをする羽目に。まずは相武が「ワレワレハ〜」といった定番の宇宙人口調で「コノ映画、オモロイカラ見テヤ〜」と劇中同様に関西弁で言うと、小籔は国籍不明の言語で映画をPRし、笑いを誘っていた。

最後に小籔は「脚本はヨーロッパ企画の方々で面白いストーリーですし、主題歌は斉藤和義さんがこの映画のために書いて下さいました。普段満たされずに過ごしている方が、この映画を見て一歩踏み出す勇気を持っていただけたら」と締めくくった。

『FLY！〜平凡なキセキ〜』は3月10日よりシネマート新宿ほかにて全国公開される。