ももクロ×向井秀徳のコラボあったかも!? 新鋭・真利子哲也監督が秘話明かす

2012.02.29

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ももいろクローバー（現ももいろクローバーZ）が本人役として出演、2011年のロカルノ国際映画祭では中編映画としては異例の招待作品に選ばれた『NINIFUNI』。現在公開中のこの映画のトークショーが2月27日に渋谷ユーロスペースで行われれ、真利子哲也監督と、ZAZEN BOYSなどのバンドで知られるミュージシャンの向井秀徳が登場した。

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向井の「まず、馴れ初めだな」という言葉により、真利子監督が2人の出会いについて説明。「実は最初、この映画の音楽を誰に、という話が出たとき、真っ先に向井さんが思い浮かびました。失礼かなとも思ったのですが、ダメもとでお願いしてみようと。それで向井さんに手紙を書いて、自分の映画のDVDを送りました」と明かした。

真利子監督の前作『イエローキッド』を見た向井は、自身のツイッターで「カンペキ、戦慄、最優秀キてます賞受賞。私はヨがっています。高校生の頃、『ミッドナイト・ラン』を見た後、家族で松茸を焼いて食らった夜くらいに」と、独特の言い回しで絶賛。しかし、当時は仕事が詰まっていて、実現には至らなかったことを明かした。

もし実現していたら、向井作曲でももいろクローバーが歌う楽曲が生まれていたかも、という話題になると、向井は「いや、私がやらなくてよかった。大体、アイドルソングも作ったことない俺になぜ。やってたら入院していたかもしれない」と飄々と答え、観客の笑いを誘った。

向井は今回の映画『NINIFUNI』については「衝撃を受けた。淡々としているのに国道の音や風の音など生々しくて沢山の情報を伝えている。翌日もその翌日も生々しさが残る」と賛辞を述べ、真利子監督にバイク便で勝新太郎主演のドラマ『警視-Ｋ』のDVDを送った話などを披露し、観客を沸かせていた。