ジョン・カーペンター監督作の特集上映決定! 80年代VHS風のビジュアル公開

#ザ・フォッグ#サスペンス#ジョン・カーペンター#ジョン・カーペンター レトロスペクティブ 2022#ゼイリブ#ニューヨーク1997#ホラー

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『ミッドサマー』『サスペリア』のビジュアルを手掛けてきた大島依提亜がデザイン

ジョン・カーペンター監督の特集上映「ジョン・カーペンター レトロスペクティブ 2022」が、来年22年1月7日から3週間限定で開催される。それを記念して完全オリジナルのVHS風ビジュアルが公開され、デザインを担当した大島依提亜のコメントが届いた。

・大島依提亜デザインの完全オリジナルとなるVHS風ビジュアルはこちら

『ハロウィン』(78年)『遊星からの物体X』(82年)などSF&ホラーの名作を数多く生み出し、カルト的な人気を誇るジョン・カーペンター監督。デビュー作『ハロウィン』から一貫して自作の音楽を手掛けており、近年は「ロスト・シームズ」などのオリジナル・アルバムを発表するなどミュージシャンとしての顔も持つ。

そんなカーペンターの熱狂的ファンであることを公言するのは、J・J・エイブラムス、クエンティン・タランティーノ、ロバート・ロドリゲスエドガー・ライト、ここ日本では黒沢清監督、大ヒットゲーム「メタルギア」シリーズのゲームデザイナー・小島秀夫とビッグネーム揃い。彼らは皆、自身の作品でカーペンターへのオマージュを捧げている。

今回、上映されるカーペンター3作品『ニューヨーク1997』(81年)『ザ・フォッグ』(80年)『ゼイリブ』(88年)の完全オリジナルとなるVHS風ビジュアルが公開された。デザインは『ミッドサマー』(19年)『デッド・ドント・ダイ』(19年)『サスペリア』(18年)などのビジュアルを手掛けてきた名手、大島依提亜が担当した。

『ニューヨーク1997』では、倒れた自由の女神像が目を引き、カート・ラッセル演じるスネークをアイコン的存在としてレイアウト。『ザ・フォッグ』では、殺人霧が迫るその瞬間を捉えており、“絶叫クイーン”ことジェイミー・リー・カーティスの今にも叫び出しそうな表情がインパクト大だ。

『ゼイリブ』のビジュアルには、サングラスをかけると突如現れるドクロ顔のエイリアンが、でかでかと登場。一度見たら忘れられないこのエイリアンを描いたのは、『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』(19年)『戦場のメリークリスマス』(83年)『愛のコリーダ』(76年)でビジュアルのイラストを描きおろしたイラストレーター、サイトウユウスケ。地球を偵察にきた宇宙船や後ろのサブリミナル看板にも注目だ。

自身もジョン・カーペンターの大ファンだという大島氏からコメントが到着した。「虐げられた人々が都市ごと巨大な壁で分断される/巨大なビルボードに同じ言葉が必要に繰り返される/ワールドトレードセンターに飛行機が…/何か良からぬものが蔓延し、それが何かはよくわからない/すぐ隣にいるこの人もすでにアレかもしれないと疑心暗鬼になる。これらすべてはジョン・カーペンターがかつて作った映画の中の出来事である」。

「ジョン・カーペンター レトロスペクティブ 2022」は2022年1月7日から開催。