沢尻エリカにとって4年半ぶりの映画復帰作であることや、2月9日に行われた撮影現場会見で、記者の質問に対し沢尻が「その質問自体がおかしい」と一喝するなど、何かと話題を呼んでいる『ヘルタースケルター』。2月21日にクランクアップしたこの映画で、沢尻扮するりりこの部屋のセットで使われていたバスタブが380万円(税別)もするゴージャスなものであることがわかった。
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同作は、岡崎京子原作のコミックの映画化作品。美しく幸せになりたいという欲望を持った主人公りりこが、耳と性器以外の全身を整形手術してモデルとしてデビューし、トップスターへの道を駆け上がるも、後遺症の悪化で心身ともに破滅へと向かっていく姿が描かれている。写真家の蜷川実花がメガホンを取り、前作『さくらん』に続き、絢爛豪華な蜷川ワールドが繰り広げられていく。
そんな蜷川監督のこだわりゆえか、りりこの部屋のセットには監督の私物も数多く使用され、撮影現場会見では監督自身が「セットの半分が私物のため、家に帰ると家財道具が何もなくて寂しいですが、スタジオにいると、まるで自分の部屋にいるようで落ち着きます」と語っていた。
注目の380万円バスタブは、表面にプラチナムゴールドのベネツィアンガラスモザイクを施したイタリア「SICIS(シチス)」の製品。ほかにも、リビングのシャンデリアには、樹脂にクロームメッキを施した素材を使用した「KILALA (キラーラ)」の12万円(税別)など、豪華インテリアが目白押しのようだ。ちなみに、これらは、トーヨーキッチン&リビング株式会社で実際に販売もされている。
すでに解禁されている特報では、真っ赤な下着姿のりりこが、極彩色の自室にいるシーンが映し出されている。残念ながら、特報ではバスタブの存在自体は確認できないが、もちろん、映画本編には登場するそう。豪華バスタブがどんな使い方をされているか、今から楽しみだ。
『ヘルタースケルター』は7月14日より丸の内ピカデリーほかにて全国公開される。
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