『さや侍』が仏映画祭で上映された松本人志監督、フランス語で挨拶し笑い取る

2012.03.13

その他の写真はこちら（4）

パリにある映画の殿堂「シネマテーク・フランセーズ」で3月23日（現地時間）特集上映が組まれるのに先駆け、3月6日に同施設を表敬訪問した松本人志監督が、今度は開催中の第14回ドーヴィルアジア国際映画祭で3月8日に舞台挨拶を行った。

・松本人志監督、パリにある映画の殿堂「シネマテーク・フランセーズ」を表敬訪問！

これは松本監督の『さや侍』が同映画祭のメインコンペティション部門に正式招待されているために行ったもの。上映が行われるCIDホールを埋めた1500人の観客から拍手で迎えられるなか、吉本興業の大崎洋社長と一緒に登壇した松本監督は、フランス語で
「ピュターンジャドーフランス（くそ！フランスが好きすぎる！）」
「ピュターンジャドーカマンベール（くそ！カマンベールが好きすぎる！）」
「ピュターンジャドージャン・ピエール・ペルツ（くそ！ジャン・ピエール・ペルツが好きすぎる！）」
「ピュターンジャドーミレイユ・マチュー（くそ！ミレイユ・マチューが好きすぎる！）」
「メルシーボクー（どうもありがとう）」
と挨拶。

ちなみに「ジャン・ピエール・ペルツ」とはフランスの「みのもんた」とも言える人気司会者で、「ミレイユ・マチュー」はフランスの「天地真理」とも言うべき一世を風靡したアイドルの名前。フランスの現地ネタを入れた舞台挨拶に観客からは笑いがこぼれていた。

その後、囲み取材が行われ、緊張が緩んでホッとした様子の松本監督は「今回の舞台挨拶のできは？」との質問に、「カマンベールのところで（少し観客の反応が悪く）30点くらいになってしまいましたが、（100点満点中）75点くらいかな。この舞台挨拶のパターンがあれば、色々な海外の映画祭で使えますね」と答えると、「ヨーロッパの人は映画に温かいので、（シネマテーク・フランセーズ特集上映やフランス一般公開など）フランスが楽しみですね」と続けた。

『さや侍』は5月9日よりフランスで、邦画としては大規模な15館での公開も決定している。