やさしい人々が生きる瀬戸内の小さな島で、主人公の少女ももに訪れる不思議な日々を描いた家族の愛の物語『ももへの手紙』。広島を舞台にしたこの映画で声優をつとめる美山加恋と優香が、3月13日に広島県の湯崎英彦県知事を表敬訪問した。
湯崎知事は、知事として初めて育児休暇を取得したことでも知られるイクメン知事。今回、映画の内容に絡めて「父から娘への手紙」キャンペーンが行われることになり、その選考委員の1人をつとめることが決定したことから、今回の訪問が実現した。
この日の広島県庁は、正面玄関に県庁の職員約250人と、湯崎知事、マスコットキャラクターゆっぴー(広島県青少年のマスコット)、イクちゃん(広島県の子ども元気いっぱいキャラクター)が出迎えるなか、美山と優香が登場。2人は湯崎知事より、広島県の名産であるレモンをプレゼントされた。
その後、行われた会見では、湯崎知事が「美山さん、優香さんようこそ、映画の舞台となった瀬戸内、広島においでいただきありがとうございます。この映画は架空の島“汐島”が舞台ですが、広島の島がモデルになっており、瀬戸内の素晴らしい自然と温かさが伝わる、私たちにとってもすごく嬉しいことです。4月7日に(広島・愛媛先行)公開しますが、県内でもどんどん盛り上げて、みんなに見てほしいと思っています」と挨拶。
主人公の“もも”の声を担当した美山は「県庁のみなさんに歓迎していただき、とってもびっくりしました」と話し、映画の見どころについては「テーマが家族の絆になっています。母とももの絆が徐々につながっていくのを、ぜひ親子で見ていただきたいです。面白いシーンだけでなく、涙するような感動するシーンもあり、画(え)もきれいなので、隅々まで見てほしいです」とコメント。
一方、ももの母“いく子”の声を演じた優香は、そんな美山の受け答えを「完璧です!」と褒めると、映画の見どころについては「美しい瀬戸内の風景はもちろん、写真のように1枚1枚細かく監督が7年もかけて作った愛情たっぷりの作品。どこを見ても楽しく、妖怪たちも可愛くて、笑って映画を見終わったときには、自分の大切な家族や、大好きな人に会いたくなります。家族はそばにいればいるほど思いやりが薄れてしまったり、わがままになってしまいますが、家族で一緒に見て、お父さんやお母さんの生まれたところの話をしたり、会話のきっかけになればいいなと思います」と話していた。
『ももへの手紙』は4月21日より丸の内ルーブルほかにて全国公開となる。
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