20人のプレイヤーが20億円の賞金をかけ究極の“イス取りゲーム”に挑む『ライアーゲーム −再生−』。3月3日より公開中の本作の観客動員数が100万人を突破したことを記念し、大ヒット御礼舞台挨拶が3月20日に新宿バルト9で行われ、主演の松田翔太と松山博昭監督が登壇した。
・『ライアーゲーム −再生−』大ヒット御礼舞台挨拶、その他の写真
主人公・秋山深一を演じた松田はミステリアスな色気をまとい登場。松山監督との出会いを振り返り「いわゆるシャッター街に美術を入れて、どこかのアジアの国みたいな世界を作り上げていて、『この人、何を考えているんだろう』というのが第一印象でした」とコメント。
一方、松山監督は「衣装合わせのときに初めてお会いして、穏やかにフレンドリーな人と聞いていたんですけど、全然しゃべらなくて目も合わせてくれなかった」と苦笑い。松田は「もう秋山になってたんですかね」と笑いを誘った。
松田以外のキャストを一新して臨んだ本作だが、続編の構想について聞かれた松田は「新鮮味があって、新しい物に突入してきたぞという作品があれば、みなさんにお見せしたい。(たとえば)時代劇とか、『秋山が出てきたからこうなるんでしょ』というのを裏切りたい」とユーモアで観客を笑わせ、「これからやるとしたら、もっともっとすごいウソをつける作品を作りたい」と次回作へ意欲的なコメント。
松山監督も「新しい秋山像というのを追いかけていきたいです」と意気込みを語ると、松田は「この人の映画は過酷なんですよ」と苦笑しながら「普通の映画は1000カットぐらいなんですけど、この作品は2800カットぐらい使ってます。実際は6000ぐらい撮ってるのかな」と言うと、監督は「そんなに多くはないかな。もうちょっと少ない」と笑みをこぼした。
満員の客席をバックにフォトセッションを行った松田は「あんまり愛されるキャラを作ったという気持ちはなくてどちらかというと(秋山は)ダークな男。でも『秋山さん』と呼ばれたり、求められている感じがすごくして実際の自分の生活のなかでも成長できた」と感慨深く語り、「本当に感謝の気持ちでいっぱいです。松山監督が80%ぐらい世界観を作って、僕(が作ったの)は残りの何%か。もう一度監督に拍手を!」と呼びかけた。
会場が惜しみない拍手を送ると、松田は「ドSな気分でやっていた作品なので、最後は柔らかく。ありがとうございました」と松山監督に深々と頭を下げていた。
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