マット・デイモン主演の映画『スティルウォーター』より、新たな場面写真8点が解禁された。また、マットが役作りの裏側について明かしたコメントが到着した。
マット・デイモンが仏マルセイユで奔走!
本作は、第88回アカデミー賞作品賞受賞『スポットライト 世紀のスクープ』(15年)のトム・マッカーシー監督最新作。仏マルセイユを舞台に、殺人罪で捕まった娘の無実を証明するため、父親が真犯人を探し出すというサスペンス・スリラー。
主演のマットは、異国の地での真犯人探しに奮闘するアメリカ人の父親ビルを、泥臭くもリアルに体現。海外メディアからは「最高の演技を披露した」(NERDIST)と絶賛された。マットは、リドリー・スコット最新作『最後の決闘裁判』の公開でも注目が集まる。
娘アリソン役は、『リトル・ミス・サンシャイン』(06年)で映画ファンの心をつかんだアビゲイル・ブレスリン。『ゾンビランド:ダブルタップ』(19年)での好演も記憶に新しいが、本作では留学中にガールフレンドを殺した罪で逮捕されるという難しい役柄を見事に演じた。
今回解禁されたのは、マット演じるビルが娘の無実を証明するため、単身マルセイユで奔走する様をとらえた場面写真の数々。投獄中の娘アリソン(アビゲイル)と面会するもどこかぎこちなく心の距離を感じさせる姿や、現地での偶然の出会いから捜査の協力者となるヴィルジニー(カミーユ・コッタン)とその娘マヤ(リル・シャウバウ)との交流を深めていく姿がとらえられている。
地中海を臨むマルセイユの美しい街並みが印象的な本作だが、その中でより一層目を引くのはキャップに無精髭、チェックシャツという無骨な出で立ちで街から浮いた存在感をかもすビルの姿。本作の撮影にあたり、マットはトム・マッカーシー監督とともに、ビルの出身地であるオクラハマ州のラフネックと呼ばれる掘削作業などの肉体労働に従事する、いわゆるブルーカラーの人たちに実際に会って役作りの参考にしたそうで「ビルという役は、体格や動きや態度など、彼らを観察することから生まれたんだ。例えば服装にしても、ジーンズ裾を返したはき方や、髭やサングラスのかけ方、帽子など。彼らには特定のスタイルがあって、まるで制服みたいなんだ。石油採掘所で働いていて、全員が同じような恰好をしている。ビルになりきるために増量した。肉体的な仕事をするから、体格が良くて力持ちなんだ」と明かしている。
近年は人間味あふれる演技と変幻自在の役作りで演技派として活躍を見せるマット。本作でも入念な取材によって、異国の地で翻弄される等身大のアメリカ人の父親の姿を見事に体現してみせた彼の円熟味あふれる演技に注目だ。
『スティルウォーター』は2022年1月14日より全国公開。
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