『宇宙人ポール』のニック・フロスト、『アタック・ザ・ブロック』で来日舞台挨拶

ニック・フロスト(左)とジョー・コーニッシュ監督(右)
ニック・フロスト(左)とジョー・コーニッシュ監督(右)

南ロンドンにある低所得者用の団地を舞台に、突如として襲いかかるエイリアンと、彼らを撃退すべく立ち上がる不良少年たちの戦いを描いたB級ノリの青春SFアクション『アタック・ザ・ブロック』。この映画のプロモーションのためにジョー・コーニッシュ監督とキャストのニック・フロストが来日。3月26日に渋谷シネクイントで行われた舞台挨拶に登壇した。

ニック・フロスト出演『宇宙人ポール』作品紹介

沖縄国際映画祭に合わせて来日した2人は、その足で東京に。これが初監督作となるコーニッシュ監督は「お仕事などで1日中忙しいなか、いらしていただき本当にありがとうございます」と挨拶。一方、フロストは客席を見渡すと「沖縄の方よりも魅力的で知的な観客のように見える」と英語でジョークを飛ばし、通訳が訳そうとすると「大体、みなさん理解できたんじゃないかな、僕の日本語は流ちょうだし」とさらに言葉を継ぎ足し、笑いを誘っていた。

この日は上映後にQ&Aも行われ、「『エイリアン』に登場する宇宙船のように1つの空間を舞台に描かれる映画が好きだった」というコーニッシュ監督は「生まれたときから南ロンドンに住んでいたので、地元を舞台にした映画を撮りたかった。ホワイトハウスのようなアメリカで有名な場所だけが、いつもエイリアンの襲撃を受けることに疑問を持っていたので、この映画ではエイリアンに私たちが暮らしているロンドンの団地を襲ってもらったんだ」と語った。

また、現在ロングランヒット中の映画『宇宙人ポール』でサイモン・ペッグと迷コンビぶりを見せているフロストは「今回のエイリアンはとてもタフだった。僕が演じたロンはタフな奴ではなかったけどね(笑)」と話し、劇中でいつもソファーに座っている理由を尋ねられると「自分の性格が演じるキャラクターに反映されているからかな。実際、ちょっと怠け者だし」とコメント。

初来日となる日本については「子どもの頃から来てみたいと思っていたんだ。知り合いから聞いていたけど、実際に期待していたすべてに応えてくれる場所だよ」と満足げな様子だった。

イベント終了後には急きょサイン会も行われ、ファンは大喜び。コーニッシュ監督とフロストに間近で会えるということで、ファンは長蛇の列を作っていた。

『アタック・ザ・ブロック』は6月23日より渋谷シネクイントほかにて全国公開となる。

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