“幕末のファーストレディ”篤姫が現代にタイムスリップし、銀座高級クラブのナンバー1ホステスを目指すという奇想天外なストーリーも魅力の『篤姫ナンバー1』。この映画の先行上映が4月1日に新宿ミラノ2で行われ、製作総指揮のつんく♂と主演の石川梨華が舞台挨拶を行った。
篤姫役を演じた石川は「単独主演は初めてで不安もたくさんあったけれど、とても賑やかな現場で楽しく演技をすることができました。楽しい映画になっているので、たくさん笑って感動してもらえたらいいなと思います」とコメント
つんく♂は、篤姫がタイムスリップして銀座でナンバー1ホステスを目指すという奇想天外な設定について「最初は銀座のホステスの物語を考えていたんだけど、インパクトが足りない気がして、1つくらいはファンタジー的要素がほしいと考えた。そこで時代を超えてきた女の子が登場したらキテレツな映画になって楽しいのでは? というところから篤姫というキャラクターにタイムスリップしてもらうことにした」と、ストーリー誕生の裏話を明かした。
また、つんく♂は『篤姫ナンバー1』というタイトルについて、「そんなに深く考えずに、わかりやすいものがいいなと思った。“篤姫”だけだと大河ドラマとかぶるし、“なんとかナンバー1”はたくさんあるのでミックスしました」と話し、司会から「つんく♂さんならではのセンスですね」と相づちを打たれると、「それって褒めてますよね!?」と突っ込み、会場を沸かす場面も。
一方、石川は「楽しかった思い出ナンバー1」を聞かれ、中澤裕子ら共演者と空き時間にUNOに熱中していたことを挙げると、「うむ、おぬしやるな」と篤姫になりきってUNOをしていたと振り返っていた。
奇しくもこの日(4月1日)は、その中澤が所属事務所を通じて結婚を発表した日。コメントを求められた石川は「本当におめでとうございます」と祝福するなり、「実は私も……」と語りだした。これには場内も騒然。しかし「今日はウソをついていい日ですよね」と石川が続け、エイプリルフールならではのドッキリだったことを明かした。するとつんく♂は「エイプリルフールなんで、結婚の発表もウソらしいですよ。結婚できると信じてるのあいつだけっていう話ですよ」と中澤について語り、会場を盛り上げていた。
『篤姫ナンバー1』は4月7日より新宿ミラノ3ほかにて全国公開となる。
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