船越英一郎、『ももへの手紙』で主人公の声をつとめる“愛娘”美山加恋を絶賛

2012.04.02

大切な人に思いを伝え、絆をつなぐ家族の愛を描き、先日行われた第15回ニューヨーク国際児童映画祭で日本作品として初のグランプリに輝いた『ももへの手紙』。この映画の親子試写会が4月1日にスペースFS汐留で行われ、本作で主人公・ももの声を担当した美山加恋が、2時間ドラマで娘役を演じて以来「お父さん」と呼び慕っている船越英一郎が鑑賞。上映後に美山と2人で囲み取材に応じた。

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船越は「日本中の人たちに見てもらいたい作品。東日本大震災後、苦しいことや悲しいことが多く、たくさんの別れを経験された方々がいると思います。それでなくても、生きていく上では辛い経験を乗り越えていかなければいけませんが、そんなときに見てもらえると、ちょっと背中を押してもらえるはず」と映画を絶賛。

家族の絆が描かれている内容にちなみ、両親から受け継いだものを尋ねられると「両親からの言葉はいつになっても色あせないもの。ずっと『感謝することを忘れるな。たとえ、それが悪いことでも感謝しろ。そうすれば、ちょっと素敵な人生を送れるはずだから』と言われてきました。その思いは今でも決して忘れないし、自分の息子や家族にも受け継いでいきたい」と、両親への思いを明かしていた。

また、子役時代から知っている美山の声優ぶりについては「本当に素晴らしかった。彼女のことは小さいときから知っているので感慨深いです」と話し、「この作品があったことで彼女と再会でき、絆がより強くなったと感じました」と続けた。

その言葉を受け、美山は「船越さんは本当のお父さん以上にお父さんみたい。今でもときどき『お父さん』って言ってしまうんです」と明かすと、「この作品を通して母親に伝えられなかった気持ちを伝えることができました」と母との絆が深まったことを告白していた。

『ももへの手紙』は4月21日より丸の内ルーブルほかにて全国公開となる。