【アジアンビューティー】元ヘアメイクの美容ライターが、気になる次世代トレンドスポット“アジア”のファッションリーダー独断でピックアップ! メイクやファッションについて解説します。今回は、「プラダ」「ディオール」「ルイ・ヴィトン」など数々のハイブランドのコレクションで活躍している中国のモデル“ジアリー・チャオ”にフォーカス。透明感のある雰囲気が魅力の、クールなスレンダー美女です。
・【アジアンビューティー】マレーシアのメイ・ホーが発信する自由でポップなファッション&メイク
スモーキーアイがクールな目元を引き立てる
トップ画像は、スイスの老舗レザーブランド「BALLY」の2021年秋冬アイテムとともに。頭に巻いたシルク製バンドー(棒状のスカーフ)のプリントとクロスボディバッグ「ベッキー」のフラップにあしらわれた金具のモチーフは、ともに「B-chain」。ブランドの頭文字“B”を向かい合わせに並べてつなげた、ブランドのアイコン的モチーフです。ジアリーの涼し気な目元を引き立てる、上品なスモーキーカラーのグラデーションアイメイクが印象的。彼女のクールで中性的な魅力が存分に引き出されている1枚。
ラフィア素材のメッシュトートをアクセントカラーに、異素材ミックスコーデ
初冬の日本は思わずコートの襟を立てたくなるような気候ですが、こちらの写真は夏気分満載! 咲き乱れる野生の花をバックに、青空の下、自然光で撮られた開放的なショット。クロップド丈の白Tシャツ×メッシュトートという夏らしいアイテムに、あえて異素材のエナメル調ビスチェを合わせてくるあたりは流石トップモデルといった感じの斜め上を行く着こなし。差し色&アクセントになっているバッグは、PRADAのラフィアトート。ラフィアとは、ラフィア椰子の葉から採れる天然繊維のこと。写真では見えませんが、前面にはおなじみの逆三角形のトライアングルがあしらわれ、その上にPRADAのロゴが刺繍されています。
足すだけが能じゃない 引くことで見えてくるモノもある
クールな眼差しとは対照的に、半開きの唇が色っぽいショット。陶器のような白肌に、控えめのレッド系マットリップが映える1枚です。眉はほとんどいじらず、アイシャドーもごくごくナチュラル。にもかかわらず眼差しを艶っぽく魅せているのは、紛れもなく下まぶたのキワに入れたレッド系アイカラーの仕業。目の縁にポッと灯りをともしたようなアイカラーを際立たせるために、さりげなく引いたリキッドアイラインも黒ではなくバーガンディーをチョイス。全体としてはとてもナチュラルなのに効かせたいところはしっかり効かせる、引き算メイクの好サンプル。
すでに多くの有名メゾンの仕事をこなしているジアリーですが、デビューしたのはわずか3年前の2018年。未だフレッシュでみずみずしい魅力があふれている彼女の、今後の変遷が楽しみです。(文:羽野ハノン/ライター)
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