小栗旬、大好きな『タッチ』監督との仕事に感無量!/『グスコーブドリの伝記』会見
宮沢賢治の原作発表から80年、名作『銀河鉄道の夜』のスタッフが5年の歳月をかけて手掛けたファンタジーアニメ『グスコーブドリの伝記』。この映画の完成報告会見が4月4日に明治記念館で行われ、メイン声優をつとめた小栗旬、忽那汐里、柄本明と、杉井ギサブロー監督が登壇した。
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本作で主人公ブドリ役を演じた小栗は、オファーを受けたときのことを振り返り「『銀河鉄道の夜』を小さいころ見ていて、ジョバンニなどのキャラクターがすごく印象に残っています。オファーを受けてうれしい反面、不安もありました。でも杉井監督がつくったアニメ『タッチ』が大好きで、今回いっしょにお仕事ができて本当にうれしかったです」と喜びを語った。
ブドリの最愛の妹ネリ役を演じた忽那は、本作が声優初挑戦。その感想について「正直何もかもが初めてで、とても緊張しました」と話し、「地声が低いので、監督に『もっと幼く』と言われて大変でした」とアフレコの苦労を明かしていた。
高名な学者クーボー博士役の柄本は「声優の仕事はあまりしたことがないんですよね。監督に導かれながら演じました」と感想を述べると、杉井監督は「実は何もしていません(笑)」と明かし、「キャスト・スタッフがみなさんで賢治の世界を作り上げてくれました。演技指導もしていないんですよ」とコメント。
小栗も「ブドリは幼いころから大人まで演じたのですが、具体的な演技指導はなく、監督からは『いろいろやってみましょう』と言われ、やりながら『今の感じ、いいですね』というふうに進んでいきました」と振り返ると、そんな小栗の声について柄本は「少年らしくさわやか。小栗旬さんの“旬”の声というやつですね!」と印象を語っていた。
質疑応答では、記者から本作の舞台・イーハトーヴについて「宮沢賢治は故郷の岩手を理想郷としてイーハトーヴと呼びました。みなさまにとって理想郷はどこですか?」との質問が。これに対し、オーストラリア出身の帰国子女である忽那は「外国で育って日本に来て住んで、その中間の国がないかなと思っています」と回答。柄本は「60歳を過ぎたので、めぐりめぐって今この場所がいちばんの理想郷ではないかと感じています」としみじみと語っていた。
この日は、小田和正の「生まれ来る子供たちのために」が本作の主題歌に決定したというサプライズ発表もあり、小栗は最後に「(本作を)すべての人に見てほしいです。日本人らしさが残っている作品ですので、自分たちの国のことを改めて考えていただければと思います」と熱く語っていた。
『グスコーブドリの伝記』は7月7日より全国公開される。
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