全米3300館で公開され物議を醸した『アポロ18』。この映画の公開記念特別試写会が4月9日に渋谷TOEIで開催され、科学界のインディ・ジョーンズこと広島大学の長沼毅准教授が「宇宙の謎」について講義し、生徒としておバカキャラで人気の鈴木奈々が登場するイベントが行われた。
同作は、計6回の有人月面着陸に成功しながらも、予算の都合で1972年の17号をもって打ち切られたアポロ計画に、実は18号が存在。40年経った今、18号が撮った機密映像が発見されたというSFフェイクドキュメンタリー。
「映画のイベントで講座をするのは初めて。大学の授業では生徒が1人とか2人なので、今日はこんなにたくさんの方に来ていただき緊張しています」と挨拶をした長沼准教授は、まずはアポロ計画について解説。
「アポロは事故があった13号を除くと、11号から17号まで全て月面に着陸しています。それぞれに役割があって、例えばアポロ15号は意外と重要な発見をしていて、月や地球ができたころにあたる40億年前の石を地球に持ち帰っているんです。アポロはインチキだというねつ造説もありますが、地球でそんなに古い石は簡単には見つからないので、この石1つをもって、アポロは実際に月に降り立ったことが分かるんです」と話し、よくある「アポロは月に行っていない」「あの映像はハリウッドで撮影されたもの」といった説を否定した。
また、この日は鈴木に対し「宇宙の常識テスト」も行われた。「人類で初めて宇宙飛行を行ったガガーリンの有名な言葉“地球は○○○○”に入る言葉は?」との質問に、鈴木は「地球はハート型だった」(正解は「地球は青かった」)と答えるなど、相変わらずのおバカキャラを発揮した鈴木だが、この日の講義はためになったようで「全部外れてしまったけど、宇宙のことを勉強できて、すごく楽しかったです。宇宙図鑑とかを買って、もっと宇宙のことを勉強してみたいです」とコメント。
映画については「ずっとハラハラドキドキできて楽しめる映画です。友だちと見ても楽しいし、家族と見ても楽しいし、彼氏とか恋人と見ても楽しめるので、彼氏ともう1回映画館で、キャーキャー言いながら見たいと思います」と語っていた。
『アポロ18』は4月14日より渋谷TOEIほかにて全国公開となる。
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